DAY10
アンコール遺跡見学1日目。今日はアンコールワットにはまだ行かない。
宿のテラスでドライバーと待ち合わせをしていたので、朝ごはんを食べてから出発。
トゥクトゥクに乗ってまず向かったのは5分ほど走った場所にある商店。
そこでクーラーボックスに氷を大量に入れてもらう。ドライバーはペットボトルのお水もパックで買ってくれて、水を中に入れて冷やした。
商店。奥の黄色い箱が氷が入った冷凍庫(多分電気は使ってない)。
その後はガソリンスタンドに立ち寄った。
そして向かったのはアンコールパスチケットセンター。観光客はここでパスチケットを購入する(オンラインでも購入可能)。
建物はめちゃ立派でたくさんの窓口に人が並んでいた。
カンボジア最大の観光地がアンコール遺跡だ。さすが世界の観光地、という雰囲気の最新のチケットセンター。
受付で3日間パスが欲しいと告げ、顔写真を撮影。すぐにパスが発行された。
チケットを受け取ってドライバーの元に戻り、いよいよ遺跡群エリアに入る。
遺跡エリアには所々関所のようにチケットチェックポイントがあり、バイクを止めて警備員にパスを見せると通してくれる。ここはアナログ。
一つ目の遺跡に入る。下調べほぼなし。ガイドなし。地球の歩き方を握りしめていざ参らん!
東メボン寺院。四辺の入り口にはシンハ(獅子)の像が立ち、四隅にゾウがある。
四辺四隅同じなので、ぐるぐる回るとどこから入ったのかわからなくなる。
細部にわたるレリーフが美しい。
首のない仏像。
遺跡の上に上がるのは結構急斜面で、登りよりも下りが怖い。
灼熱で水がどんどん減っていく。
遺跡の駐車場には必ずと言っていいほど商店が並ぶ。ドリンクを飲める席の横には土産物がずらりと並ぶ。
トゥクトゥクが止まると同時に全商店から土産物を両手にぶら下げた女性たちが出てきて、これを買わないか、冷たい飲み物を飲んで行かないかと客引きが始まる。
最初は拒んでいたものの喉が渇いてきたため、押しの強かったお母さんに連れられて席に座らされる。
冷たいマンゴージュースを頼み休んでいると、Tシャツを持った女性が近寄ってくる。
Tシャツやカンボジア土産の代表格「クロマー」を買わないかと迫ってくる。
バックパック1つだから、荷物増やせないんだと断ると、これなら嵩張らないよとモノポリーの駒のような小さな置物を大量に持ってきた。
1個1個説明しながら目の前のテーブルに並べられていく。特にカンボジアっぽいものはどれかと聞くと、仏像やヒンズー教の神様がいいだろうと言われる。
吟味した後、私的にカンボジアっぽいと思った神様の置物と、野犬(?)の置物に決めた。野犬の置物は姉へのお土産にした。
カンボジアっぽいと思われる、野犬と神様。
マンゴージュースを飲み干し、また遺跡巡り再開。暑さで水分を取りまくっている。
タ・ソム。東の門は木の根に覆われている。
ドライバーにお腹が空いたと伝えると、観光客向けレストランに連れて行かれた。その際ドライバーはドライバー専用ハンモックサイトで昼寝をする。
ランチは普通に1,000円くらい。カンボジアはほぼドル表記。観光地での外食はお財布に響く。とはいえ払えないわけでもないし、この金額を払うのは観光客としての責務にも感じる。
道路の横には気持ちの良さそうなサイクリングロードがある。当初は自転車で回りたかったけど、私の自転車のスピードだときっと汗だくですぐにバテていただろう。トゥクトゥクで回ることにしたのは英断だった。
遺跡を巡りまくっていたらあっという間に夕方になり、最後のポイント「プノン・バケン」に向かった。
丘の上に立つ遺跡を見に、というよりは、ここからのサンセットを見るためにたくさんの人がこの時間に訪れる。プノンバケンからは360度アンコール地域を見渡せる。もちろんアンコールワットも見えるはずだ。
ふと横に目をやると、アンコールワットが初めて見えた。一ノ瀬泰造もここから撮ったのかな、と感動が込み上げる。今日はアンコールワットを生まれて初めてこの目で見た記念すべき日だ。一人で見たっていうのもなんだかいい。私だけの記念日だ。
夕焼けはどこで見ても心が洗われる。
感慨深い場所で見るならなおさらだ。
陽が落ちるとだいぶ涼しくなった。
漆黒のアンコール遺跡群の中をひた走り帰路に着く。
各国で必ず買ってみるご当地Lay's。暑さにやられてあまり食欲がない。節約のためにも今日の晩御飯はこれで決まり。
歩いた距離:19.2km(アンコール遺跡群広いわ…)
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