スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

ヴェネツィアへ

DAY101

朝ホテルをチェックアウトして、地下鉄でバスターミナルのあるランプニャーノ駅へ。バスの時間まで1時間ほどあったので、バスターミナルにあるカフェに入りました。

中はバス待ちの人々で大混雑。カフェラテを頼み、バスの時間まで待機しました。

バスは定刻通りに出発し、ヴェネツィアに向けて順調に進みます。私たちの滞在するホテルは実際にはヴェネツィアではなく、ヴェネツィア手前のメストレ地区という場所にあります。バスの運転手さんにメストレで降りることを伝えて乗り込みました。

海が近づくにつれ、だんだん水の色が変わってきてテンションがあがります。

無事にホテルに到着!a&oホステルズというホテルに滞在しますが、ここのホテルはとても大きくて、コインランドリーも共用キッチンもついています。ここのホテルからはバスで10分ほどでヴェネツィアなので、ホテル代が高いヴェネツィアに宿泊するよりも、こちらの安いホテルに泊まる方がかなり経済的です。

夕方だったので、ヴェネツィア観光は明日に回し、近所のカレー屋さんでカレーライスを食べました。
店員さんがアフガニスタン出身で、「日本とアフガニスタンは似てるから好きなんだよ」と言っていたので、どの辺が似てるの?と聞くと、「英語ではなんて言うのかわからない」と言われ、アフガニスタンに興味を持ったヴェネツィア初日となりました。

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ミラノへ

DAY99

午前中にキャンプ場をチェックアウトし、荷物をすべて持ってシャモニーへ。
まずは郵便局で荷物を送りたかったので、郵便局近くのバス停で下車。夫は降りる準備が遅かったのか、バスを降りて振り返ると夫を残してドアが閉まって行ってしまいました。
次のバス停で降りた夫は、汗だくで小包を持って戻って来ました。

シャモニーの郵便局はお昼休みが1時間ほどあり、私たちが行った時にはちょうど閉まっていました。郵便局の階段でサンドイッチを食べながら開くのを待ち、午後一番に発送手配完了!少しだけ身軽になりました。

この日乗るバスは「FLIX BUS」という格安バス。

シャモニーのバスターミナルから、定時に出発です!
予定では4時間でミラノに到着予定。

モンブラントンネル手前で渋滞発生。この渋滞、1時間経っても全く動かず、どんどん到着時刻が遅れていきます。

目が覚めるとちょうどトンネルの中でした。モンブラントンネルとはその名の通り、モンブランをぶち抜いてフランスとイタリアをつなぐトンネルです。まさに今モンブランの中に居るのです。

到着時刻より2時間ほど遅れてミラノに到着。治安が悪いと言われる地下鉄に乗り、ホテルへ。

ホテルの受付でチェックインをする際、受付の男性に「モモ…?」と言われたので、私がモモだよと言うと、まさかの「僕もモモだよ」との返答。
本名はモハメッドだけど、長いからニックネームがモモなんだそう。
"Good night, Momo""Yeah good night, Momo"
と謎のやりとりをして就寝しました。

DAY100

今日は一日ミラノ観光。
ミラノにあの本物の「最後の晩餐」があるということで、ダメ元で当日券を聞きにチケットオフィスへ。

事前のネット情報では「ゴネると買える可能性がある」と書いてあったので、ゴネる気満々で「当日券、あったりしますか…?」と聞いてみると、他の施設の入場券もセットになったパスなら販売出来るとのこと。これを買えば、今日「最後の晩餐」を見ることが出来ると言うので、ちょっと高かったけど即決!
ちなみに、通常のオンライン予約だと12ユーロ、ツアーなどで購入すると50ユーロ前後、私が買ったチケットは38ユーロでした。

最大の目的の「最後の晩餐」までかなり時間があったので、チケットの元を取るために、こちらのパスで入場出来るダヴィンチ博物館へ。


途中、暑すぎて水たまりに浸かる犬に出会いました。

けっこう楽しみにしていたダヴィンチ博物館ですが、かなり大きな科学博物館です。謎の展示が数多くあり、文系の私には正直意味不明でした。


このジュークボックスは楽しかったけど、ダヴィンチと関係あるのでしょうか

"What are your dreams for the future of food?"
「食品に未来に対するあなたの夢はなんですか?」の問いに対して「sushi」と回答するクールな夫。そしてスペルが違う。

船首像の展示。英語ではFigureheadと言うんですね、知らなかった。

最後に、バットマンの特別展が催されていたので入ってみました。

ダヴィンチ博物館でバットマン…!

そしてめっちゃ空いてました。

何だかモヤモヤした気持ちで博物館を出ましたが、ミラノと言えばピザ!ピザを食べてテンションを上げていこうと思います。

何やら行列が出来ているピザ屋さんがあったので、そこに入ってみました。

どれも美味しそう…!食べたいものを指差して注文すると、すべて温めて食べやすい大きさにカットしてくれました。

欲張って3枚。どれもこれも美味しい…!さすがイタリア!

デザートにジェラート屋さんに行き、ジェラートを購入。休憩時間なのか、スーツを着た男性がたくさんいました。文化の違いを感じます…!

さあ、いよいよ本日の大本命を見るために、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(長い)にやって来ました。
「最後の晩餐」は教会敷地内の修道院の食堂にあるため、写真左横の黄色い建物が入り口となります。
鑑賞出来る時間は15分のみ。いよいよご対面です!

これがあの「最後の晩餐」…。鳥肌が立ち、息が止まりそうになりました。

And while they were eating, he said, “Truly I tell you, one of you will betray me.”
(そして食事中にイエスは言った。「あなた方に本当のことを言いましょう。あなた方のうちの一人が私を裏切ります。」)


今から500年以上も前にここに描かれたものが今私のこの目で見ることが出来ている奇跡に感動。こんなことってあるのかと。

旅に出なければ本やテレビでしか見られなかったであろう歴史的な芸術作品を前に、涙がこみ上げて来ました。

限られた時間でしたが、ベンチに座ってじっくりと堪能しました。写真を撮って良いことにも衝撃を受けました。

通常より高いお金を払ったけれど、むしろお金で解決できて良かった…!オンライン予約では3週間先まで売り切れたりしているので、行って当日見られるなんて思いもしませんでした。この先いつ来られるかなんて分からないので、飛行機代に比べたら安いもんです。本当に大満足。

500年の間に何度も修復が行われているようですが、おかげで現代でも美しい状態で鑑賞出来る訳ですね。

もう心からミラノを満喫したのですが、せっかくなのでドゥオモという観光名所にも行ってみました。

圧巻。こちらの教会を中心に街が広がっているような位置にあり、完成までなんと500年の歳月を費やしたんだとか…。

中にも入ってみました。こんな豪華絢爛な教会は初めてです。それもそのはず、ミラノのドゥオモは世界最大のゴシック建築だそうです。

巨大な石柱が並んでおり、さらに上部に彫刻も。すごいな。


出口の扉の彫刻もすごい。


ダビデ像のダビデ様もいらっしゃいました。ゴリアテの首を取ったところ。

ドゥオモを出て右に行くと、ガッレリアというアーケードがあります。東京ディズニーランドのワールドバザールのモデルになっています。


GUCCIは大混雑。

ガッレリアにはGUCCIやLOUIS VUITTONなどのハイブランドのお店が並んでいて、東京ディズニーランドの方が楽しいなと思いました。


美しいモザイク画。

その後、スカラ座やダヴィンチ像を眺めて、早々にホテルに帰りました。
明日から5日間、どうしても行きたかったヴェネツィアに行く事にしました。また格安バスのFLIX BUSを利用し、なんと1人14ユーロ!

ヴェネツィア滞在中にイギリス出入国の航空券を予約しようと思います。



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シャモニーでキャンプ

DAY96

テントでぐっすりと睡眠を取った私たちは、オートミールで簡単な朝ごはんを済ませました。

横に止まっていたバンからかっこいい男性が降りてきて、「今日もここに泊まる?狭いだろうから車ずらそうか?」と優しい言葉をかけてくれました。
今日ここを出るから気にしないで!と返事をし、彼らカップルの装備を見て、クライミングをするの?と聞くと、「そうだよ、君たちも?」と。
いやいやまさか、私たちはただのハイカーですと答えると、「今日は天気がいいからあそこに登ろうと思うんだ!」と指差した岩がこちら。


かっこよすぎ。

明らかに私たちより若いカップルで、彼女はドレッドヘアでタトゥーが入ったいかついクライマー。ロープとヘルメットを持って颯爽と出発して行きました。
シャモニーに来る人は観光客とハイカーとクライマーに分かれると思いますが、TMB前よりも、TMB後の今の方が自信を持ってシャモニーを歩けるような気がしました。まあ、バスに乗ったりして通しで歩いたわけではないんですが…


今日も美しいモンブラン。

今日は前に泊まった宿を予約出来ていたので、お昼にチェックイン。オーナーが気を利かせてバスタブ付きの部屋を取ってくれていました。
預かってもらっていた荷物も受け取り、お風呂にも入り、ランチの約束をしていたエステリーナとレイチェルとお店で集合です。

エステリーナに、アメリカに行く前にイギリスにおいでよ!と提案され、確かにイギリス行ったことないなーと考えていると、うちに泊まりなよ!とありがたいお言葉が。
ケンブリッジがものすごくいい所だといつもレイチェルとエステリーナから聞かされていたので、これはご縁だなと思い、急遽予定変更。
イギリスに行くことに決めました。

ランチ後、TMBの公式Tシャツを買いたい2人に付き合ってお店をぶらぶら。公式Tシャツは山小屋にしか売ってないらしく、何とシャモニーでは手に入らないのだそう…。2人があまりに落胆していたので、私たちまだ何日かシャモニーにいるし、近くの山小屋に登って買って来ようか?と聞くと、「絶対やめて!!」と秒で断られました。
4人でジェラートを食べて、また来週ね!と別れました。

夕方はムール貝とフリットをたらふく食べました。フランス語の教科書で見て以来、フランスに来たら食べたいものの一つでした。美味しかった!

DAY97

ホテルをチェックアウトし、荷物を再び預かってもらい、今後の作戦を練りに街中へ。
シャモニーから直接イギリスに行くのか、どこか別の場所に行ってから行くのか、何も決まっていなかったんです。
飛行機も取らないと行けないし、宿も考えないといけない…。夫と悩んだのち、あと2日ほどシャモニーに滞在して決めることにしました。
シャモニーに滞在するにしてもホテルは高すぎるので、Wi-Fi完備のキャンプ場に移動することに。

今の荷物(でかいザックとサブザック)を今のテントに全て入れるにはちょっと無理があり、ユーコンでテントポールが壊れたこともあり、テントの新調を考える夫。

考えあぐねていると、山小屋で出会った日本人のおじ様方に偶然再会!K2もEl Capitanも挑戦したことがあるというすごいおじさん。

おじ様たちと別れ、気合十分でテントも購入!
荷物を取りに宿に戻ると、オーナーに「次はどこに行くの?」と聞かれたので、隣町のキャンプ場に移動する、と伝えると、「1分待ってて!車で送ってあげるから!」と。
何て優しいんだ…バカみたいに重いザックを背負ってキャンプ場まで移動するはずだったのに、10分ほどで一度も背負わずにキャンプ場に到着。


本当にお世話になったオーナー。また行きます!

別れ際にフランス文化のビズ(bise)を初体験。両頬をくっつけて挨拶するやつです。私のファーストビズ!と言うと、ワハハと笑って去って行きました。

キャンプ場で受付を済ませると、「イスとテーブルも使う?少しは家らしくなるわよ!」と言われ、無料でイスとテーブルを貸してもらえました。何なんだ、みんな優しい…


早速おニューのMSRを設営する夫。

無事設営を終え、夕飯の買い出しにスーパーに行くことに。

シャモニー谷に宿泊する人なら誰でも貰えるカルトドット。シャモニー内のバスや電車が無料で乗り降りできます。

キャンプ場近くのバス停からシャモニーバスに乗って町へ。


適当な石が見つからず、でかい石を重し代わりに。

スーパーで魚のフライを買い、米を炊き、味噌汁を作り、久々の日本食らしきものをお外で堪能しました。

DAY98

キャンプ場のWi-Fiが遅すぎて全く調べ物が出来ないので、午前中は洗濯(手洗い)をし、お昼からまたシャモニーの町へ。

元々使っていたニーモのテントや、その他いらないものを送るため、郵便局で国際発送可能のボックスを購入。

そしてWi-Fi爆速のホテルのカフェも発見し、ここで色々とチケットの手配を済ませました。

ヨーロッパには格安バスがたくさんあり、とりあえず目に入ったミラノ行きのバスが18ユーロだったので、ミラノに行ってみることに。
バスのチケットとミラノのホテルをおさえ、キャンプ場に戻って荷造りをしました。

テント自体は前のと比べて1キロくらい重くなったものの、不要な荷物と合わせて6キロほどの荷物を箱に入れることができました。
シャモニーで絵はがきを買い、親戚に手紙も書きました。

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