スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

束の間のロンドン

DAY108

朝起きると、エステリーナの愛犬・ロジャーが預け先から帰って来ていました。

ロジャーを連れて近くのカフェで朝ごはんを済ませ、二人と別れました。別れ際、エステリーナは「お別れは言わないからね!」と言って、次はイスラエルで会うことを約束しました。

uberでケンブリッジ駅まで行き、そこから電車でロンドン・リバプール駅まで行きます。
明日の昼にはマンチェスター空港からアメリカ行きの飛行機が出るので、今日の夜行バスでマンチェスターまで移動しなければなりません。ここからは時間勝負です。

ロンドン・リバプールステーションからは夜行バスのターミナルがあるビクトリア・コーチステーションまで地下鉄で移動。
私たちは1日しか観光しないので、トラベルカードの1dayを購入。このカードでバスも地下鉄も乗り放題になります。ちなみに、イギリスではバス=コーチ、地下鉄=チューブというらしいです。混乱する!

以前シアトルで利用したbagbnbというアプリを使い、コーチステーション付近で荷物を預かってもらいました。4つ預けて夜まで24ポンド。コーチステーションのストレージに預けるより安いです。

身軽になったところで、イギリス旅行の記念に初・イングリッシュ・ブレックファーストを食べに行きました。


私はサンドウィッチ

イギリス料理は日本人には美味しくないと聞くけれど、イギリスに入ってまだ美味しくないものに出会っていません。幸せ…!

食後、地下鉄でベイズウォーター駅に移動。そこから歩くこと数分…

イギリスが誇る劇作家、ジェームズ・バリのお家に到着。ピーター・パンの作者であり、映画「ネバーランド 」でジョニー・デップが彼を演じたことでも有名です。

「ネバーランド」を観た人なら分かると思いますが、バリの家の向かいにケンジントン・ガーデンズという公園があります。そう、「ピーター・パン」のモデルとなった子供たちと出会った公園です。


映画そのままの雰囲気に感動…!

ピーター・パンの像があるらしいので行ってみます。

ありました!思いの外感動は少ない。

バリに贈られたもののようです。

入り口にこんなものがあったので、QRコードをかざしてみると、ピーター(役)の男の子が話す声が聞けました。やはり感動は少ない。

公園はとても広く、リスや野鳥がたくさんいて気持ちのいい公園です。秋に散歩したらきっともっと気持ちいいだろうなあと思いました。

次はバスに乗ってノッティング・ヒルへ。
ノッティング・ヒルと聞いてあの映画を思い浮かべる方が多いと思いますが、まだ私のピーター・パン愛は終わっていません。

ノッティング・ヒル・ゲート駅からポートベッロ・ロードの横の通り、ケンジントン・パーク・ロードという通りを北へ歩いて行くと、

閑静な住宅街に入ります。

そう、こここそが物語の中でウェンディたち兄弟が住んでいたお家。実際に、ピーター・パンのモデルとなった一家が住んでいたお家です。感動…!
バリの家と本当に近かったんだなと、実際に来てみて感慨深くなりました。ここからあの名作が生まれたんですね。

ここまで来たら、映画「ノッティングヒルの恋人」のヒューグラントの本屋さんもすぐ近くです!

私も例に漏れず記念撮影。映画公開から20年ほど経った今でも、並んで写真を撮るほど大人気の聖地です。店内も雰囲気が映画のようで感動しました…。ポストカードを記念に購入しました。
映画では旅行書専門店でしたが、残念ながら2011年に閉業したそう。それでもお店が残っていて良かった!

ついでに近くのヒューグラントが住んでいた設定のお家にも行ってみました。何度も観た映画ですが、もう一度見返したくなりました。

ポートベッロ・マーケットも平日なのに賑やかで楽しかったです。何も買えないので眺めただけですが、買い物も楽しそう。

さあ、「ピーター・パン」ファンとしては外せない場所がもう一つあります。そう、ビッグ・ベンです。

地下鉄で一気にウェストミンスター駅まで移動、地上に上がればすぐにビッグ・ベンがお目見えです!

そんな!

そんなバカな…!

どの角度から見ても工事中でした…。がっくり。ウェストミンスター宮殿は美しい。でも私は時計台が見たかった…。

ロンドンは平日でも多くの観光客で賑わっていました。何となくお台場っぽいな、と思いました。


お台場感。


ロンドンタクシー。

この後はロンドン在住の友人たちと食事の予定があったので、ロンドンバス(2階建!)に乗って向かいます。


先頭に座れて興奮する私。

この日、私たちの学生時代のアルバイト仲間、セキ君と、夫の学生時代の友人、イワキさんと4人でお食事をすることになっていました。イワキさんが私たちのために日本食レストランを予約してくれていました。ありがとうございます…!

鉄火丼にサーモンロール、天ぷら、サラダ、味噌汁のお弁当。恐ろしいボリューム…!何と冷たい緑茶もありました。

セキ君は、私たちが気づいた頃にはイギリスに行ってしまっていて、気づいたら結婚していたので、色々と積もる話を聞き出しました。学生時代と変わらず温厚で常にニュートラル状態のセキ君に癒されました。
イワキさんも日本でも何度かお会いしたことがあり、イワキさんとセキ君は初対面でしたが、イワキさんの驚くべき社交性により4人で話の尽きない楽しい食事会となりました。

夕飯を2人にご馳走してもらったのと、話し足りなかったこともあり、もう1軒パブに行くことに。

どこのパブも外に人だかりがあったので、混んでいると思いきや店内はスカスカ!2人に聞いてみると、暖かい時期が短いから、みんなこの空気を楽しんでいるんだそう。なるほど…!

夜遅くまで2人に付き合ってもらった後、セキ君と別れ、イワキさんはコーチステーションまでわざわざ見送ってくれて、本当にお世話になりました!久々に美味しい日本食を食べられて、日本語でたくさん話せて楽しい夜でした!このご恩は忘れません!

夜11時半のバスに乗り、マンチェスターに出発です。

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イギリスへ。

DAY106

今日はイギリスへの移動日。久々に空路移動です。

バスにてマルコポーロ空港へ。ここで初めてマルコ・ポーロがヴェネツィア出身だと知りました。

ヴェネツィアの空港はこんな感じ。とても綺麗です。

プライオリティ・パスを使ってラウンジへ。時間がなかったので10分で食事を済ませました。
美味しいものばかりでした…!

離陸が少し遅れましたが、イギリスへはあっという間に着きました。
航空会社はライアンエアーというLCC。国際線だけど水も何もなし!座席前のポケットも無く、サービスだけでなく設備も削ぎ落としている様子。預け荷物が無ければ格安だけど、預け荷物があったので追加オプションで結局高くなってしまいました。なんだかなぁ。

ケンブリッジに近いスタンステッド空港です。入国審査も無事クリアし、ここからTMBで知り合った、ケンブリッジのエステリーナ家を目指します。

空港からのバスは1時間遅れでケンブリッジに到着。バス停からuberで彼女の家に直行しました。
エステリーナの家に到着すると、レイチェルも一緒に私たちを待っていてくれました。


ベッドの上にはバスタオルとチョコレート。ホテルみたい!

とりあえず近所に飲みに行こうと、彼らオススメのパブへ。ケム川沿いにある雰囲気のいいお店です。

お腹が空いていたのですが、私たちの到着が遅くなったせいでフードのラストオーダーが終わってしまっていました…。エステリーナのスマホアプリで、チキンウィングを出前してもらいました。

家に帰ると旦那さんのアヴィシャイも帰宅していて、お世話になりますとご挨拶。明日は1日ケンブリッジ観光をする予定なので、ケンブリッジ在住の御三方にオススメを色々教えていただきました。

「自分の家のように過ごしてね、何でも使っていいし、足りないものがあったら何でも言って!イスラエルではみんなそうするから、本当に気を使わないで!」とエステリーナ。今日から2泊、優しい彼らに甘えようと思います。

DAY107

翌朝、鍵や大学の学生証などをお借りしてエステリーナ夫妻を見送り、私と夫もケンブリッジ見学に出かけました。

二人に聞いていた通り、街並みはまるでハリーポッターの世界。重みのある美しく古い校舎が並びます。私たち日本人にはあまり馴染みがありませんが、ケンブリッジ大学はイギリス特有のカレッジ制の大学で、31のカレッジがあるようです。学部・学科は学位を取る場所で、カレッジは生活や勉強する場所、といった感じでしょうか。それぞれのカレッジに所属しながら、学部、学科の講義を受講します。ホグワーツみたいですね!

エステリーナは現在ケンブリッジ大学で脳に関する研究をしていて、ご主人のアヴィシャイは天文学の博士とのこと。エステリーナは知的好奇心が旺盛で、文化の違いを知ることがとても幸せと言っていました。
日本語を勉強し始めているようで、「"good"は何て言うの?」と夫に聞き、「"よい"かな…」と夫が答えて以来、何かと急に「ヨイ!!」と叫ぶのが可愛いかったです。夫婦共に旅行が大好きで、今年の9月には日本に3週間ほど旅行に行くので、オススメの山を教えてあげました。

この日、ケンブリッジは史上稀に見る38度という猛暑。イギリス自体暑くなることが少ないらしく、家にはエアコンもないし、お店に入っても涼しくない…!大学内の博物館に一時逃げ込みましたが、古い校舎にエアコンがあるはずもなく、汗だくで退散。

エアコンが効いたカフェを発見し昼食。エアコンがキツすぎて今度は汗が急速に冷えていく…

「万有引力の法則」のニュートンが所属していたトリニティ・カレッジ入り口です。Googleマップ上、この木が「ニュートンのリンゴの木」と表示されていましたが、正確には「ニュートンのリンゴの木」の子孫だそうです。

エステリーナたちに出会わなければ、きっと来ることもなかったであろうケンブリッジ大学。
来世ではもっと勉強してこんな大学に通ってみたい。

夜ご飯はアヴィシャイが手作り料理を振舞ってくれました。アヴィシャイの同僚やレイチェルも来てくれて、賑やかな食事会となりました。

今日の献立はフムスやシャクシュカ、ファラフェルなどのイスラエル料理。アヴィシャイはベジタリアンなので肉や魚は入っていませんが、とても美味しかった!
エステリーナはよく喋り、たまに暴言を吐くけどアヴィシャイが優しく諭すところがうちの夫婦に似ているなあと思いました。

この二人といるとTMBがまだ続いているよう。本当に行ってよかったなあ。二人とも現実世界に戻って仕事をして、山が恋しいと嘆いていました。
私たちの次の山旅の計画を聞き、私たちと同じ気持ちで楽しみにしてくれて、異国の地でもいい山友が出来ました。

明日はロンドンに行きます!

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VENICEも猛暑です

DAY102

今日は夢見ていたヴェネツィアに行きます。映画の世界に飛び込むような気持ちです。

イタリアのバスは乗車前にチケットを購入するのが常識、とのことだったので、バスターミナルでチケットを購入!1人1.50ユーロ。安い!親切に乗り場までメモしてくれました。
ホテルのフロントでも買えるようですが、私が行った時は2日連続で売り切れと言われました。タバコ屋さん(TABACCHI)でも売ってくれるようですが、イタリア語が話せないので大人しくバスターミナルで購入しました。

このチケットを乗車時にバス内の読み込み機にピッと当てるだけです。

映画で観たオレンジ色の街が見えてきました!鼻血が出そう!

到着!ここから先は車両は入れません。

橋を渡ると思い描いていた風景が広がりました。私がヴェネツィアにいるなんて…!

全てが絵になる!

朝ごはんも食べていなかったので、まずは腹ごしらえ。

お手頃価格のパスタ屋さんに入ってみました。立ち食いスタイルのお店です。

2人なのにいつも3人前頼んでしまう貪欲な私たち…イカスミパスタが絶品でした!

この時、イタリアには熱波が来ており、汗のかき方が尋常ではありませんでした。それに加えてものすごい観光客の数…世界的な観光地なんだと改めて実感しました。


日陰を見つけては食べまくる私。



ゴンドラに乗りたい…でも暑すぎる…!

この日は滞在4時間ほどでホテルに戻り、明日の夕方以降に出直すことにしました。

DAY103

昨日の暑さがトラウマとなり、昼間はホテル近辺で過ごして、夕方以降にまたヴェネツィアに行くことに。

日中はブログの更新をしたり洗濯をしたりして、16時頃にまたバスに乗って出陣しました。

曇り空なのもあって昨日より涼しいかと思いきや、昨日と同じく汗が止まらない…!

それでも観光客の数は日中より断然少なく、時間を変えるだけでこんなに歩きやすいのか…!と感動しました。ヴェネツィア町歩きは夕方をオススメします!お店はだいぶ閉まってるけど。


イエス様がピースしてる…?



町中にアート作品も多数ありました。


ゴンドラ渋滞が起こっていました。


夕日に照らされるサン・マルコ大聖堂。

この日の目当てはバーカロ。ヴェネツィア版の立ち飲み屋です。お酒が飲めなくてもコーラはどこにでもあるので安心です。夫はワインを頼み、ショーケースに並べられた美味しそうなフィンガーフードを何品か頂きました。イタリア、何でも美味しい。


道路標識、ではなく水路標識?


DAY104-105

この日は一日ホテルにてイギリス行きの準備。航空券の手配と、アメリカでのハイキング時に必要な宿の手配も済ませました。

ホテル近くの絶品パスタ屋さんにランチを食べに行きました。今まで食べたパスタで一番美味しかった…!麺のツルツル感が未だに忘れられません。

翌日、最後の観光をしに再度ヴェネツィアへ。
バンクシーの作品がヴェネツィアにあるというので、そちらを見に行きました。

30分ほど歩き回ってやっと発見。初めての生バンクシーです!

そしてすぐに休憩。ここのティラミス、世界で一番美味しい…!

結局ゴンドラには乗らなかったけれど、もう十分過ぎるくらい見たので満足です!ちなみにゴンドラのお値段は80ユーロです。新婚旅行だったら乗ってたな〜!

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