スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

アメリカ再入国と、ハイキング準備

DAY109

マンチェスター空港に朝5時半頃に到着し、割とすぐにチェックインが出来ました。

マンチェスター空港にもプライオリティ・ラウンジがありましたが、ドレスコードがあると書かれていたのでリュックパンパンの私たちは挑戦できず…(メンタル弱い)。

ここからサンフランシスコまで一気に飛びます。時差もあって、何時間飛行機に乗ったのかわからないけれど、とにかく長かった…。

航空会社はコンドール航空。機内食の際、私たちにだけチキンかビーフかを聞かなかったことだけが引っかかって、疲れもあったのか無性にイライラしてしまいました。夫は与えられたものを美味しそうに食べていて、何も気にしている様子もなく、イライラした自分が恥ずかしくなりました。本当にこの人のおかげで心のバランスを保てているなあと思います。

サンフランシスコ到着時の入国審査ですが、再入国なのでかなり緊張して臨みましたが、特に何も突っ込まれずあっさりスタンプを押してもらえました。良かった…!

前回サンフランシスコに来た時に買ったバートのチケットにお金が入っていたので、(間違えて多めにチャージしてしまった)それで宿泊先のパウエルストリートまで移動しました。

宿泊費がかさむサンフランシスコで、割と良心的な価格のホステルを予約しました。バス・トイレは共用ですが、館内にコインランドリー・キッチンもあるので便利。何より無料朝食が横のレストランで食べられるし、古い建物でとてもかっこいい!

ホテルに着いたのが夕方だったので、近くのスーパーで夕ご飯を買い、宿のキッチンで食事をしました。
眠たかったけど、時差ボケを直すべく夜まで頑張って起きて、0時頃就寝しました。

DAY110

夫も私も朝方何度も目が覚め、6時には完全に覚醒してしまいました。この日の朝食は8時からだったので、近所を散歩。

ホテルのすぐ横に見覚えのあるパーキングが。ここ、4月にW田夫妻と車を借りた場所でした。懐かしいなあ。

8時を過ぎたところで横のレストランに朝食に行きました。クラシックかコンチネンタルかを選べて、コーヒーも付いてます。

今までのホテルの無料朝食の中で史上最高に豪華!これが無料だなんて…!

店内も非常におしゃれです。

部屋に戻ろうとしたところ、エレベーターに修理中の張り紙が…。私たちの部屋は7階だったので、直るまで階段を使うことになってしまいました。ハイキング前のトレーニングか…。

この日は一日、次のハイキングの準備に費やしました。まずはREIに行ってベアキャニスターとフリーズドライ食、ガス缶、トイレ用スコップを購入。

久々のREI、欲しいものがたくさんある…!庭で使えそうな焚き火台など関係ないものも見入ったりして、2時間くらい滞在してしまいました。

お目当てのものを購入し、ホテルに置き、またスーパーへ行き、食料を買い、と繰り返し、あっという間に夜に。何店舗も回りましたが、米はダイソーが安かったです。

食料はベアキャニスターに入る分しか持ち歩けないので、途中で補給する必要があります。補給先に送る用にプラスチックバケツが必要なのですが、スーパーでは見当たらず、ホームセンターは郊外…。

とりあえずスーパーのレジの人にどこで買えると思う?と聞いてみると、置いてるか分からないけど、コンテナストアに行って聞いてみるといいよ!と。

教えてもらったコンテナストアに行って聞いてみると、同じ並びにあるハードウェアストアにあるよ!とのこと。

そして辿り着いたこちらのショップで聞いてみると、もちろんあるよ!と。良かった〜…!みなさんのおかげで無事にバケツをゲット出来ました。


探し求めていた蓋つきバケツ。

先程買ったバケツとベアキャニスターに食料を詰めていきます。もちろん、3週間分となると全く足りないので、途中で買い足したりしていきます。

こんな感じになりました。この中に臭いのするものは全て入れ、テントの中には一切入れてはいけません。歯磨き粉とか日焼け止めとか…。でもシャワーも浴びない私たちが一番におうのでは…?

DAY111


今日は私もがっつり。

昨日荷造りしたバケツを補給地に発送します。USPS(郵便局)で発送するので、近所の郵便局に行き、バケツを渡し、これを送りたいと言ったら少し笑われました。

送料は30ドル程度。無事に届きますように…!

その後、しばらく食べられないであろうトンカツを食べにいきました。

DAY112

チェックアウトが11時だったので、朝食後に再び荷物の発送をしに行きました。

私たちがハイキングを終えて山を降りた時に一泊する宿に、不要な荷物を預かってもらえるかと聞いたところ、預かってくれると返信をもらっていたのです。

私と夫のサブザックにハイキングには使わないものを全て詰め込み、FedExへ。

FedExなら自分で梱包しなくても、適切に梱包してくれるのです。
ただ、荷物はなるべく小さくするようにと言われていたのにかなり大きくなってしまいました…。送り返されないといいな。

こちらは送料80ドル。重いせいか高かった!

ホテルのチェックアウトを済ませて、バスターミナルに移動。ここからアムトラックの駅があるエメリービルまで移動し、エメリービルからマーセドまで鉄道の旅です。


バス乗り場。

アムトラックと言えば遅延、運行休止に定評があったかと思っていましたが、私たちの乗った列車は定時出発の上早めに到着しました。時代は変わったのですね。


アムトラック。

マーセドに到着し、モーテルに移動。今日と明日の2日間は完全に休息します。

ブログの更新予約をしたり、アマゾンプライムを観たり、ひたすらベッドの上で過ごしました。ジュリアロバーツ主演の「ホームカミング」が30分ドラマの割に面白く、7話くらい一気に観てしまいました。ハイキングが終わったらまた続きが観たい。

ずっと気になっていたIN-N-OUTにも行ってみました。

ポテトが他の店と違って美味しかったです。激辛のハバネロみたいなのも取り放題でした。やよい軒の漬物みたいな感覚ですかね。

いよいよ明日からヨセミテ入り。ヨーロッパの山々とはまた景色が全然違うんだろうな。

またブログの更新が滞りますが、電波が入り次第アップしていきます!


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束の間のロンドン

DAY108

朝起きると、エステリーナの愛犬・ロジャーが預け先から帰って来ていました。

ロジャーを連れて近くのカフェで朝ごはんを済ませ、二人と別れました。別れ際、エステリーナは「お別れは言わないからね!」と言って、次はイスラエルで会うことを約束しました。

uberでケンブリッジ駅まで行き、そこから電車でロンドン・リバプール駅まで行きます。
明日の昼にはマンチェスター空港からアメリカ行きの飛行機が出るので、今日の夜行バスでマンチェスターまで移動しなければなりません。ここからは時間勝負です。

ロンドン・リバプールステーションからは夜行バスのターミナルがあるビクトリア・コーチステーションまで地下鉄で移動。
私たちは1日しか観光しないので、トラベルカードの1dayを購入。このカードでバスも地下鉄も乗り放題になります。ちなみに、イギリスではバス=コーチ、地下鉄=チューブというらしいです。混乱する!

以前シアトルで利用したbagbnbというアプリを使い、コーチステーション付近で荷物を預かってもらいました。4つ預けて夜まで24ポンド。コーチステーションのストレージに預けるより安いです。

身軽になったところで、イギリス旅行の記念に初・イングリッシュ・ブレックファーストを食べに行きました。


私はサンドウィッチ

イギリス料理は日本人には美味しくないと聞くけれど、イギリスに入ってまだ美味しくないものに出会っていません。幸せ…!

食後、地下鉄でベイズウォーター駅に移動。そこから歩くこと数分…

イギリスが誇る劇作家、ジェームズ・バリのお家に到着。ピーター・パンの作者であり、映画「ネバーランド 」でジョニー・デップが彼を演じたことでも有名です。

「ネバーランド」を観た人なら分かると思いますが、バリの家の向かいにケンジントン・ガーデンズという公園があります。そう、「ピーター・パン」のモデルとなった子供たちと出会った公園です。


映画そのままの雰囲気に感動…!

ピーター・パンの像があるらしいので行ってみます。

ありました!思いの外感動は少ない。

バリに贈られたもののようです。

入り口にこんなものがあったので、QRコードをかざしてみると、ピーター(役)の男の子が話す声が聞けました。やはり感動は少ない。

公園はとても広く、リスや野鳥がたくさんいて気持ちのいい公園です。秋に散歩したらきっともっと気持ちいいだろうなあと思いました。

次はバスに乗ってノッティング・ヒルへ。
ノッティング・ヒルと聞いてあの映画を思い浮かべる方が多いと思いますが、まだ私のピーター・パン愛は終わっていません。

ノッティング・ヒル・ゲート駅からポートベッロ・ロードの横の通り、ケンジントン・パーク・ロードという通りを北へ歩いて行くと、

閑静な住宅街に入ります。

そう、こここそが物語の中でウェンディたち兄弟が住んでいたお家。実際に、ピーター・パンのモデルとなった一家が住んでいたお家です。感動…!
バリの家と本当に近かったんだなと、実際に来てみて感慨深くなりました。ここからあの名作が生まれたんですね。

ここまで来たら、映画「ノッティングヒルの恋人」のヒューグラントの本屋さんもすぐ近くです!

私も例に漏れず記念撮影。映画公開から20年ほど経った今でも、並んで写真を撮るほど大人気の聖地です。店内も雰囲気が映画のようで感動しました…。ポストカードを記念に購入しました。
映画では旅行書専門店でしたが、残念ながら2011年に閉業したそう。それでもお店が残っていて良かった!

ついでに近くのヒューグラントが住んでいた設定のお家にも行ってみました。何度も観た映画ですが、もう一度見返したくなりました。

ポートベッロ・マーケットも平日なのに賑やかで楽しかったです。何も買えないので眺めただけですが、買い物も楽しそう。

さあ、「ピーター・パン」ファンとしては外せない場所がもう一つあります。そう、ビッグ・ベンです。

地下鉄で一気にウェストミンスター駅まで移動、地上に上がればすぐにビッグ・ベンがお目見えです!

そんな!

そんなバカな…!

どの角度から見ても工事中でした…。がっくり。ウェストミンスター宮殿は美しい。でも私は時計台が見たかった…。

ロンドンは平日でも多くの観光客で賑わっていました。何となくお台場っぽいな、と思いました。


お台場感。


ロンドンタクシー。

この後はロンドン在住の友人たちと食事の予定があったので、ロンドンバス(2階建!)に乗って向かいます。


先頭に座れて興奮する私。

この日、私たちの学生時代のアルバイト仲間、セキ君と、夫の学生時代の友人、イワキさんと4人でお食事をすることになっていました。イワキさんが私たちのために日本食レストランを予約してくれていました。ありがとうございます…!

鉄火丼にサーモンロール、天ぷら、サラダ、味噌汁のお弁当。恐ろしいボリューム…!何と冷たい緑茶もありました。

セキ君は、私たちが気づいた頃にはイギリスに行ってしまっていて、気づいたら結婚していたので、色々と積もる話を聞き出しました。学生時代と変わらず温厚で常にニュートラル状態のセキ君に癒されました。
イワキさんも日本でも何度かお会いしたことがあり、イワキさんとセキ君は初対面でしたが、イワキさんの驚くべき社交性により4人で話の尽きない楽しい食事会となりました。

夕飯を2人にご馳走してもらったのと、話し足りなかったこともあり、もう1軒パブに行くことに。

どこのパブも外に人だかりがあったので、混んでいると思いきや店内はスカスカ!2人に聞いてみると、暖かい時期が短いから、みんなこの空気を楽しんでいるんだそう。なるほど…!

夜遅くまで2人に付き合ってもらった後、セキ君と別れ、イワキさんはコーチステーションまでわざわざ見送ってくれて、本当にお世話になりました!久々に美味しい日本食を食べられて、日本語でたくさん話せて楽しい夜でした!このご恩は忘れません!

夜11時半のバスに乗り、マンチェスターに出発です。

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イギリスへ。

DAY106

今日はイギリスへの移動日。久々に空路移動です。

バスにてマルコポーロ空港へ。ここで初めてマルコ・ポーロがヴェネツィア出身だと知りました。

ヴェネツィアの空港はこんな感じ。とても綺麗です。

プライオリティ・パスを使ってラウンジへ。時間がなかったので10分で食事を済ませました。
美味しいものばかりでした…!

離陸が少し遅れましたが、イギリスへはあっという間に着きました。
航空会社はライアンエアーというLCC。国際線だけど水も何もなし!座席前のポケットも無く、サービスだけでなく設備も削ぎ落としている様子。預け荷物が無ければ格安だけど、預け荷物があったので追加オプションで結局高くなってしまいました。なんだかなぁ。

ケンブリッジに近いスタンステッド空港です。入国審査も無事クリアし、ここからTMBで知り合った、ケンブリッジのエステリーナ家を目指します。

空港からのバスは1時間遅れでケンブリッジに到着。バス停からuberで彼女の家に直行しました。
エステリーナの家に到着すると、レイチェルも一緒に私たちを待っていてくれました。


ベッドの上にはバスタオルとチョコレート。ホテルみたい!

とりあえず近所に飲みに行こうと、彼らオススメのパブへ。ケム川沿いにある雰囲気のいいお店です。

お腹が空いていたのですが、私たちの到着が遅くなったせいでフードのラストオーダーが終わってしまっていました…。エステリーナのスマホアプリで、チキンウィングを出前してもらいました。

家に帰ると旦那さんのアヴィシャイも帰宅していて、お世話になりますとご挨拶。明日は1日ケンブリッジ観光をする予定なので、ケンブリッジ在住の御三方にオススメを色々教えていただきました。

「自分の家のように過ごしてね、何でも使っていいし、足りないものがあったら何でも言って!イスラエルではみんなそうするから、本当に気を使わないで!」とエステリーナ。今日から2泊、優しい彼らに甘えようと思います。

DAY107

翌朝、鍵や大学の学生証などをお借りしてエステリーナ夫妻を見送り、私と夫もケンブリッジ見学に出かけました。

二人に聞いていた通り、街並みはまるでハリーポッターの世界。重みのある美しく古い校舎が並びます。私たち日本人にはあまり馴染みがありませんが、ケンブリッジ大学はイギリス特有のカレッジ制の大学で、31のカレッジがあるようです。学部・学科は学位を取る場所で、カレッジは生活や勉強する場所、といった感じでしょうか。それぞれのカレッジに所属しながら、学部、学科の講義を受講します。ホグワーツみたいですね!

エステリーナは現在ケンブリッジ大学で脳に関する研究をしていて、ご主人のアヴィシャイは天文学の博士とのこと。エステリーナは知的好奇心が旺盛で、文化の違いを知ることがとても幸せと言っていました。
日本語を勉強し始めているようで、「"good"は何て言うの?」と夫に聞き、「"よい"かな…」と夫が答えて以来、何かと急に「ヨイ!!」と叫ぶのが可愛いかったです。夫婦共に旅行が大好きで、今年の9月には日本に3週間ほど旅行に行くので、オススメの山を教えてあげました。

この日、ケンブリッジは史上稀に見る38度という猛暑。イギリス自体暑くなることが少ないらしく、家にはエアコンもないし、お店に入っても涼しくない…!大学内の博物館に一時逃げ込みましたが、古い校舎にエアコンがあるはずもなく、汗だくで退散。

エアコンが効いたカフェを発見し昼食。エアコンがキツすぎて今度は汗が急速に冷えていく…

「万有引力の法則」のニュートンが所属していたトリニティ・カレッジ入り口です。Googleマップ上、この木が「ニュートンのリンゴの木」と表示されていましたが、正確には「ニュートンのリンゴの木」の子孫だそうです。

エステリーナたちに出会わなければ、きっと来ることもなかったであろうケンブリッジ大学。
来世ではもっと勉強してこんな大学に通ってみたい。

夜ご飯はアヴィシャイが手作り料理を振舞ってくれました。アヴィシャイの同僚やレイチェルも来てくれて、賑やかな食事会となりました。

今日の献立はフムスやシャクシュカ、ファラフェルなどのイスラエル料理。アヴィシャイはベジタリアンなので肉や魚は入っていませんが、とても美味しかった!
エステリーナはよく喋り、たまに暴言を吐くけどアヴィシャイが優しく諭すところがうちの夫婦に似ているなあと思いました。

この二人といるとTMBがまだ続いているよう。本当に行ってよかったなあ。二人とも現実世界に戻って仕事をして、山が恋しいと嘆いていました。
私たちの次の山旅の計画を聞き、私たちと同じ気持ちで楽しみにしてくれて、異国の地でもいい山友が出来ました。

明日はロンドンに行きます!

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