DAY6
ジョージタウンから少し足を伸ばそうかとも思ったけど、昨日のペナンヒル(下山)の筋肉痛が想像以上に酷く、ジョージタウンに留まることにした。二人とも階段を降りるのもやっとだ。
Penagaの朝食も最高だった。
午前中は行ってみたかったケーキ屋さんに行ったり、まだ通ってなかった道を通ったらかわいいショップを見つけたりして暑い中楽しんだ。
初めて見つけた道に市場があった。毎日発見がある。
姉が見つけたおしゃれなケーキ屋さん。
姉が頼んだ嘘みたいなカラーリングのケーキ。
ホテルに戻るのも遠かったので、街なかの公衆トイレにも挑戦。入り口のおじさんに40セント(12円くらい)払って入る。紙はない。
マレーシアのトイレはホテルや空港、きれいなカフェやレストラン以外はほぼ紙はなく、トイレの横にウォシュレット的シャワーがついている。紙で拭くよりも衛生的なんだと思うけど、濡れたままパンツを履くのは慣れるのかな?すぐ乾くのかな。
紙を使わないことに慣れたら環境にも優しく経済的だし、持ち物も少なくなるなあ。
午後はトライショーという自転車版の人力車に乗ってみた。下半身が死んでいたため楽をしようと思ったんだけど、姉と私のケツがでかいせいか2人でギチギチの状態。しかもとてもゆっくりなので無風&強い日差しで乗っている方も結構過酷だった。私たちを乗せて漕ぐお兄さんが一番過酷だったと思うけど…
若きアーティストたちが営む倉庫のショップにも連れて行ってもらった。
猫が好きだと言ったら猫のいる店にも連れて行ってくれた。
トライショーは1時間2,500円ほどで、ジョージタウンの観光名所を回ってくれる。この日まで歩いて回ったところばかりだったけど、まだ知らなかった場所にも連れて行ってもらえて、これは1日目に乗るべきだったなと思った。1時間より少し早く終了。なぜなら彼はムスリムで、祈りの時間が始まってしまっていたから。
その後行った公衆トイレで先ほど別れたトライショーの彼と再びばったり会ったが、きちんと正装して帽子を被り、急いでモスクの方に走っていった。
信仰が生活の中心にあるということを見せてもらった。それがどんなものなのか、信仰心の薄い私たちには体験することができない。ただ、モスクの外から眺めることしかできない。
ムスリムは1日に5回礼拝をする。イスラム圏の国を旅すると、夜明け前からアザーンが聞こえてくる。
アザーンは礼拝の時間を知らせる呼びかけだ。
うるさく感じる人もいるらしいが、私はとても心地よく感じる。アラビアンナイトの世界にいるようでかっこいい。
その後はトライショーに乗りながら気になった通りに戻ったり、新しいお店を見つけて買い物したりと観光客らしくたっぷり観光を楽しんだ。
オリジナルのテキスタイルがとにかくかわいかった服屋さん。
地元アーティストが営む雑貨屋さん。
トライショーで連れて行ってもらった場所を再訪。
ひとしきり街歩きを堪能し、宿の近くのマッサージ屋へ行ってみる。目の見えない方々がマッサージ師となって営んでいるこちらのお店は、入り口が細い階段で入るのに少し勇気が必要だったけど、姉と2人だったので挑戦。
扉のブザーを押すとヒジャブをした女性が出てきた。今はいっぱいだから、1時間後に来てと言われる。1時間後に、2人、1時間コースで、とお願いして外に出る。
1時間あるからまたあの小籠包のお店に行こうか、と、歩いて15分くらいかかる小籠包屋さんに爆速で向かう。往復30分、滞在に許される時間も30分。それくらい食べたかった。
道も覚えていたのでスムーズに到着、速攻で注文。お店の人も顔を覚えてくれていて、笑顔で対応してくれた。
オーダーしてまもなく小籠包と葱油麺が出てくる。やっぱり美味しい。15分で完食し、爆速で戻る。なんなら少し時間に余裕があったので、ホテルまで戻りトイレも済ませる。
予約時間の5分前にマッサージ屋さんに到着。扉を開くと、先程とは違う男性2人が出迎えてくれた。みんな目が見えないようで、どんな風に案内されるんだろうと思ったけど心配無用だった。好きな席に座って、と言われ、座った席に来てくれる。姉と横並びに座ると、私のフットマッサージからスタート。姉のマッサージ師はまだ来ない。
15分ほど経ったところで、最初に出迎えてくれた女性が登場。
姉に向かい、「1時間は出来ないの。なぜなら、今日はとっても疲れてしまったの。30分なら出来るわ、本当にごめんなさい」
姉は「全然構わないです、ありがとう」と答え、素直な理由に2人で微笑んだ。
マッサージはとても丁寧だった。目の見える人よりも感覚が研ぎ澄まされているのか、細胞レベルで気持ちが良い繊細なマッサージだった。
姉のマッサージ師は、「日本から来たの?」と一発で私たちの国籍を当てていた。今まで散々中国人に間違われていたのに、なんだか感動した。
マッサージが終わり、ホテル向かいのレストランでチャイを飲む。清々しい気持ちで帰宅。いい一日だった。
DAY7
今日はクアラルンプールへ移動の日。
マレーシアでは東南アジア版Uber的なGrabという配車アプリが主流で、それで空港まで行くことにした。
時間があったので宿の近くを散歩。アンティークショップが多く、カセットテープが売っていたので懐かしくて買ってみた。
ジョージタウンのどこでも見られる美しい風景。
Grabが到着し、空港に向けて出発。アプリ上で前もって値段が表示され、無事に到着すると事前登録したクレジットカードで決済される。ドライバーとお金のやり取りは一切発生しないので、値段交渉もぼったくりもなくストレスがない。また、ドライバーも隙間時間に自家用車を使って仕事出来るので、お小遣い稼ぎにちょうどいい。日本でも特に地方ではこの交通手段があればなあ。タクシーだって足りてない&高くて気軽に使えないし、代行も私の地元にはない。むしろドライバーになりたい。
スムーズに空港に到着し、小さな空港の中でランチできそうな場所を探す。
見つけたのは到着ロビーの端にあるマレーシア料理の食堂。ランチタイムはナシレマというご飯に色々おかずをぶっかけた料理のみで、お願いして辛くないものを選んでかけてもらった。
これを
こうする
今更初めてのマレーシア料理。一つ一つはピリ辛なんだけど、全部混ぜるとちょうど良くなる不思議な料理。チキンの皮がパリパリで美味しかった。姉も私も綺麗に完食。
米粒一つ残さなかった!
クアラルンプール行きの便でも荷物の重さを測られなかった。何なんだ、このまま一回も測られないのかな…。
離陸前に寝てしまい、着陸の振動で起きる。一瞬でクアラルンプールに到着した。
クアラルンプールの空港からはまたgrabを使った。空港にもピックアップ・ドロップエリアがきちんと設けられている。ドライバーはムハンマドというおじさん。
訛りの強い英語でお話好き。途中から、「ドレェモンドレェモン、シングフォーミー」と言われ、「アン!アン!アン!」と言われたので、「とって〜もだーいすーき、ド〜ラえ〜もん〜」と歌わされた。ムハンマドさんは手を叩いて大喜び、このパートのみ繰り返し何度も歌わされた。
移動中、初めての雨が降った。スコールのようで一瞬だった。雨上がり、ふと西の方を見ると見事な夕日だった。マラッカの夕日はもっときれいなのかな。見たかった。
ムハンマドさんが停車位置をミスり時間がかかったけど、無事に宿に到着!バックパッカー向けの宿だ。
名前は「Momo’s Kuala Lumpur」。名前が決め手だった。フロントのお兄ちゃんに、何でモモなの?と聞いてみると、「ファンキーでフレンドリーな響きでしょ?堅苦しくなく、カジュアルな雰囲気の名前なんだ」と言われる。
てっきりオーナーがモモさんなのかと思ったけど違うみたいだ。
テレビとの距離感よ
部屋は笑えるほど狭く、窓の外のスピーカーからクラブみたいな音楽がガンガン響いてうるさかったけど、とてもきれいでいい匂いがした。
もう暗くなっていたので近所のパキスタンレストランでカレーとビリヤニとチャパティを食べ、帰宅。
猫がたくさんいた。
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