スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

vía de la plata(銀の道)⑤

DAY5

Monesterio → Calzadilla de los Barros(27km)

昨日怖い思いをしたのと足の水ぶくれを労るために、今日は日の出から歩くことにした。

6時半起床、いつも通り荷物を全部リビングに運んで身支度。本当にみんなギリギリまでよく眠る。

朝ごはんにトーストを2枚とバナナとコーヒー2杯。8時前に出発。手ぬぐいを忘れたことにはこの時は気づかず。

日が出ているだけで怖さは全くなく、素晴らしく美しい風景の中をゆっくり進む。今日は20km先まで何もない。途中リュックを下ろせそうなところでお茶を飲んだりお菓子を食べたりしながらのんびり進むが、座れそうなところはやっぱり見当たらない。

20km歩きようやく辿り着いた町ではお祭りだったらしく、行きたい方向に全く進めず町の外れまで来てしまった。公園があったのでベンチに腰をかけてお茶を飲む。この町でランチでも、と思っていたけど、祭り中は飲食店はほぼ入れないのは何となくわかっていたので諦めた。

足の水ぶくれパッチを貼り直し、30分ほど足を休めてさらに次の町に出発。ここから7kmほどだ。
歩き始めは痛んだけど、歩いているうちにさっきの休憩で疲れがだいぶ回復していることに気がついた。やっぱり休息は大事だ。

銀の道は座れる場所がほぼないので、足が疲れやすい。町から町への距離が長く、町に着いてもバルが閉まっていることも多い。フランス人の道の雰囲気を想像して来たらえらい違いだ。マタドールのシートを持って来るんだったと後悔。

7kmはあっという間だったが、町が近づいているのが分かると足が痛み出す。ということは気持ちの問題なんだろうか。

町に入ると、昨日一緒のアルベルゲだった美人すぎる美人と再会。彼女の名はクレール。ベルギー人だ。一緒にアルベルゲまで歩いて行くと、ドアが閉まっていて電話するようにと貼り紙が貼られていた。貼り紙を読んでいると、スペイン人のおじさま二人組が到着。すぐにおじさまが電話してくれた。助かった〜と思っていたらクレールも同じことを思っていたらしく、2人でやったねと喜んだ。

オスピタレロの到着まで4人で世間話をしたが、スペイン人のおじさまはスペイン語オンリー、クレールはスペイン語は話せないがイタリア語が話せるので、何となくおじさまと対話でき、それを英語で通訳してくれた。

オスピタレロが到着し、中に入ると二段ベッドじゃなく普通のベッド!歓喜!
キッチンは電子レンジしかないけど、スーパーで何か買おうとオスピタレロにスーパーは今日開いてる?と聞くと、閉まってる、とのこと。
クレールも私もこの町のスーパーにかけていたのに…
レストランは開いてるというので、行くしかなくなった。  
シャワーを浴びた後、新たに到着者が。アナとスターシャ、そして初日から一緒のお姉様。みんな一緒で嬉しい。

初日から一緒の寡黙なお姉様に思い切って話しかけてみると、思いの外話に花が咲き1時間ほどおしゃべりした。
言語学習についてが主な話題だったけど、旅する国の言語を覚えて行くと、その国の人に喜んでもらえるといって色んな言語を勉強する優しい女性だった。彼女はドイツ人のハイカー。名前がハイカー。

その後クレールとレストランに行くと、ご飯はもうないと言われ、もう一つのレストランに行っても断られる。何でもいいと言うと、ボカディージョを作ってくれて何とか飯なしを逃れた。

レストランにいた地元民に、これから祭りの打ち上げのダンスパーティがあるから早く食って一緒に行こうとしつこく誘われたが、寝なきゃと言って逃げるように帰ってきた。町全体でお祭りを楽しんで、大人も子どもも大はしゃぎして、旅人も誘ってくれる。なんて素敵な町だろう!

歩いた距離
33.5km
使ったお金
アルベルゲ10€
ボカディージョとコーラ6€
合計16€(≒2,530円)

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