DAY30
Requejo → Lubián(18.4km)
朝7時起床。最近はどんなにイビキがうるさくてもアイマスクも耳栓もなしでぐっすり眠れるようになった。
身支度をして、1km先のレストランに朝食をとりにいく。朝食をとらないと薬が飲めないので、薬なしでレストランに行くのがとてもしんどかった。何度も立ち止まってはため息をついた。
レストランに到着すると、ボブとフランチェスコが出てきて出発した。レストランのバーは70年代風でとても素敵だった。小さなテーブルと椅子が置いてあり、カフェコンレチェとトスターダを頼みそこに座った。おままごとみたいだった。
イングリッド、マティアス、アンナも入ってきて、4人で小さなテーブルで朝食を食べた。
鎮痛剤を飲んで出発するが、30分から40分、薬が効いて来るまで痛みに耐えながらゆっくり歩く。今日もテーピングはしていない。
40分経つと痛みは気にならなくなり、いつもよりはペースは遅いけど歩けるようになる。今日はロード歩きと思っていたけど、高い高い橋の先にトンネルがあることをGoogleマップ上で確認してすぐにカミーノルートに切り替えた。トンネルの中を歩くのは大嫌いだし、高い橋の上を車に注意しながら歩くのもごめんだ。遠回りしても安全なルートを選んだ。
山道は快適で、痛み止めが効いてることもあってかなり楽しめた。橋もトンネルも回避して、トンネルの上まで登った。遠くに見えていた風力発電も今はもうすぐ目の前だ。
カミーノルートが気持ち良く、足の痛みも忘れて爽快に汗を流した。吐く息は白かった。
しばらくすると下りに入り、ガソリンスタンド横にホテルのバルを発見。迷わず突入。
中にはアンナとマティアスがいて、イングリッドを見なかった?と聞かれた。イングリッドは見ていない。私より前にいるはずだった。
ボカディージョを食べていると、イングリッドが到着。ずっと道路を歩き、橋を渡って怖い思いをしたらしい。すごい勇気だ。
次々に出発し、薬切れの私はヨロヨロと出発。途中でまた薬を飲み、効いて来るまで待たずに我慢して歩き始めた。山道は岩がゴロゴロ、川もあったりでかなり苦戦した。バランスをとらないと渡れない川は謎に声を出しながら気合いで渡った。
その後薬が効いてきて、最強モードになる。ウルトラマンみたいだな、と思いながら、薬が効いてる間に進まなきゃと軽快に歩みを進めた。
今日は短い行程なのであっという間に目的地の村に到着。村の入り口にアルベルゲがあった。
中にはイングリッドとアンナがいて、男性陣は早々に到着してバルに行ったようだ。
シャワーを浴びて、下着を手洗いした。
アンナが風邪を引いたようで眠っていたのでイングリッドと二人で商店まで買い出しに行く。野菜は売っておらず、夕飯はバルの方がいいかもねと言って朝食用のパンと卵、オレンジジュースを買った。
宿に戻る道すがらアンナが来て、バルに行ったら遅くなるので自炊したいとのこと。私ももう足が痛すぎるので、宿でご飯を食べることにした。アンナと再び商店へ。
アンナはツナ缶だけ買い、宿に戻って冷蔵庫に入っていた玉ねぎとツナをオリーブオイルで炒め、誰かが置いて行ったパスタを茹で、さっと夕食を作ってくれた。シンプルだけど、びっくりするくらい美味しかった。
イタリア人はこうやって、冷蔵庫にあるもので簡単にパスタを作ってしまう。真似したい。
夕飯後、二人で1時間以上ゆっくり話した。
アンナがカミーノが好きな理由をたくさん聞かせてもらった。
風邪をひいて元気のないアンナにルイボス茶のティーバッグを少し分けてあげた。
歩いた距離
24.8km
使ったお金
朝食3€
バル3.5€
アルベルゲ5€
合計11.5€
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