スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

カナダ入国

DAY64

グアナファトからメキシコ・シティで飛行機を乗り継ぎ、朝の6時過ぎに3カ国目のカナダ・トロントに到着しました。

カナダの公用語は英語とフランス語。スペイン語圏からあっという間に別世界に来てしまいました。

トロント行きの飛行機のチケットは取っていたものの、トロントで何をするか全く考えていなかった私たち。

2日前くらいに色々と調べて、トロントから北へ2.3時間行った所に州立公園を発見。都会に1週間も居てもしょうがないので、こちらでキャンプをすることにしました。

空港からレンタカーを借り、軽快に北上を始めました。

順調と思ったのも束の間、渋滞にハマります。
なかなか動かないので、次々と車から人が降りて来ました。

このままミュージカルが始まりそうな雰囲気でしたが、始まりませんでした。

キャンプ場のチェックイン時間は午後2時だったため、ウォルマートに寄ってゆっくりとお買い物もできました。日本ではマックのセットのポテトが食べ切れなかったのに、今はビックマックのセットを軽々食べられるようになりました。明らかに胃が広がっています。

私たちが訪れるアルゴンキン州立公園は、カナダで最も古い州立公園で、カヌー発祥の地だそうです。公園内には2,400以上の湖があり、カヌーでしか行けないキャンプサイトもあります。

公園内にはハイウェイ60号線が1本走っているだけです。車でアクセス出来るキャンプ場でのキャンプを「フロントカントリー・キャンプ」、その反対でカヌーや徒歩でしかアクセスできず、そこでキャンプするためには様々な規制があるキャンプを「バックカントリー・キャンプ(インテリア・キャンプ)」として区別されています。

私たちはシャワーやトイレなどの設備の整った「フロントカントリー」でのキャンプでしたが、私たちのキャンプサイトでも、食料やにおいのするもの(歯磨き粉や化粧品なども)をテント内に入れて寝るのは禁止で、車に全てのものをしまってから就寝する規則がありました。
テント内ににおいのするものを残すと、熊がやって来るためです。
「バックカントリー・キャンプ」では、ベアキャニスターと呼ばれる熊に開けられない頑丈な容器に、食料やにおいのするもの全てをしまい、ロープにくくりつけて木からぶら下げる方法をとります。アメリカのヨセミテ公園でも、バックカントリーに入る人はパーミット(許可証)を取得し、ベアキャニスターは必携で山に入らなければいけません。普段日本でしているようなキャンプとはかけ離れたワイルドキャンプですが、様々な規則を理解し守れば、見渡す限り雄大な大自然の中でのキャンプが許される訳です。

私たちは、ウエストゲートから一番近い「ティー・レイク」のキャンプサイトを予約しました。キャンプ場を予約するにはオンタリオ州のキャンプ場予約サイトから、サイトの場所まで選択出来るようになっています。

ぎりぎりだったため湖沿いは若干埋まっていたものの、20番のサイトを確保することが出来ました。
キャンプ場の料金には州立公園の入場料も含まれているので、公園に入る際に支払う必要はありません。

キャンプ場入り口で受付を済ませ、通行証も発行してもらいます。滞在中は通行証を車のダッシュボードに置いておけば、公園内のどこの駐車場にも車を停めておくことができます。

湖沿いのサイトにはプライベートビーチがあり、となりのサイトからも死角になっていました。贅沢!

各サイトにはファイヤーピットも完備。ウォルマートで買ったばかりのフライパンをおろします。

この日の夕飯はステーキと、

アスパラ炒め。久々の焚き火で嬉しそうな夫。
ついにカナダまで来てキャンプをしています。

蚊の多さが予想を遥かに超えていたのが不満ですが、大自然の中に来ているのだから仕方ありません。なるべく刺されないように気をつけます。

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