スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

シャモニーでキャンプ

DAY96

テントでぐっすりと睡眠を取った私たちは、オートミールで簡単な朝ごはんを済ませました。

横に止まっていたバンからかっこいい男性が降りてきて、「今日もここに泊まる?狭いだろうから車ずらそうか?」と優しい言葉をかけてくれました。
今日ここを出るから気にしないで!と返事をし、彼らカップルの装備を見て、クライミングをするの?と聞くと、「そうだよ、君たちも?」と。
いやいやまさか、私たちはただのハイカーですと答えると、「今日は天気がいいからあそこに登ろうと思うんだ!」と指差した岩がこちら。


かっこよすぎ。

明らかに私たちより若いカップルで、彼女はドレッドヘアでタトゥーが入ったいかついクライマー。ロープとヘルメットを持って颯爽と出発して行きました。
シャモニーに来る人は観光客とハイカーとクライマーに分かれると思いますが、TMB前よりも、TMB後の今の方が自信を持ってシャモニーを歩けるような気がしました。まあ、バスに乗ったりして通しで歩いたわけではないんですが…


今日も美しいモンブラン。

今日は前に泊まった宿を予約出来ていたので、お昼にチェックイン。オーナーが気を利かせてバスタブ付きの部屋を取ってくれていました。
預かってもらっていた荷物も受け取り、お風呂にも入り、ランチの約束をしていたエステリーナとレイチェルとお店で集合です。

エステリーナに、アメリカに行く前にイギリスにおいでよ!と提案され、確かにイギリス行ったことないなーと考えていると、うちに泊まりなよ!とありがたいお言葉が。
ケンブリッジがものすごくいい所だといつもレイチェルとエステリーナから聞かされていたので、これはご縁だなと思い、急遽予定変更。
イギリスに行くことに決めました。

ランチ後、TMBの公式Tシャツを買いたい2人に付き合ってお店をぶらぶら。公式Tシャツは山小屋にしか売ってないらしく、何とシャモニーでは手に入らないのだそう…。2人があまりに落胆していたので、私たちまだ何日かシャモニーにいるし、近くの山小屋に登って買って来ようか?と聞くと、「絶対やめて!!」と秒で断られました。
4人でジェラートを食べて、また来週ね!と別れました。

夕方はムール貝とフリットをたらふく食べました。フランス語の教科書で見て以来、フランスに来たら食べたいものの一つでした。美味しかった!

DAY97

ホテルをチェックアウトし、荷物を再び預かってもらい、今後の作戦を練りに街中へ。
シャモニーから直接イギリスに行くのか、どこか別の場所に行ってから行くのか、何も決まっていなかったんです。
飛行機も取らないと行けないし、宿も考えないといけない…。夫と悩んだのち、あと2日ほどシャモニーに滞在して決めることにしました。
シャモニーに滞在するにしてもホテルは高すぎるので、Wi-Fi完備のキャンプ場に移動することに。

今の荷物(でかいザックとサブザック)を今のテントに全て入れるにはちょっと無理があり、ユーコンでテントポールが壊れたこともあり、テントの新調を考える夫。

考えあぐねていると、山小屋で出会った日本人のおじ様方に偶然再会!K2もEl Capitanも挑戦したことがあるというすごいおじさん。

おじ様たちと別れ、気合十分でテントも購入!
荷物を取りに宿に戻ると、オーナーに「次はどこに行くの?」と聞かれたので、隣町のキャンプ場に移動する、と伝えると、「1分待ってて!車で送ってあげるから!」と。
何て優しいんだ…バカみたいに重いザックを背負ってキャンプ場まで移動するはずだったのに、10分ほどで一度も背負わずにキャンプ場に到着。


本当にお世話になったオーナー。また行きます!

別れ際にフランス文化のビズ(bise)を初体験。両頬をくっつけて挨拶するやつです。私のファーストビズ!と言うと、ワハハと笑って去って行きました。

キャンプ場で受付を済ませると、「イスとテーブルも使う?少しは家らしくなるわよ!」と言われ、無料でイスとテーブルを貸してもらえました。何なんだ、みんな優しい…


早速おニューのMSRを設営する夫。

無事設営を終え、夕飯の買い出しにスーパーに行くことに。

シャモニー谷に宿泊する人なら誰でも貰えるカルトドット。シャモニー内のバスや電車が無料で乗り降りできます。

キャンプ場近くのバス停からシャモニーバスに乗って町へ。


適当な石が見つからず、でかい石を重し代わりに。

スーパーで魚のフライを買い、米を炊き、味噌汁を作り、久々の日本食らしきものをお外で堪能しました。

DAY98

キャンプ場のWi-Fiが遅すぎて全く調べ物が出来ないので、午前中は洗濯(手洗い)をし、お昼からまたシャモニーの町へ。

元々使っていたニーモのテントや、その他いらないものを送るため、郵便局で国際発送可能のボックスを購入。

そしてWi-Fi爆速のホテルのカフェも発見し、ここで色々とチケットの手配を済ませました。

ヨーロッパには格安バスがたくさんあり、とりあえず目に入ったミラノ行きのバスが18ユーロだったので、ミラノに行ってみることに。
バスのチケットとミラノのホテルをおさえ、キャンプ場に戻って荷造りをしました。

テント自体は前のと比べて1キロくらい重くなったものの、不要な荷物と合わせて6キロほどの荷物を箱に入れることができました。
シャモニーで絵はがきを買い、親戚に手紙も書きました。

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