スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

私たちのカミーノ②

3日目

La Trinidad de Arre → Pamplona

今日の目的地はパンプローナ。昨晩の宿泊地からなんと4㎞の近さです。ゼロデイと言ってもいいくらいショートコースの日。

フランス人兄弟と中国人のジンは近すぎるのでもう少し歩くとのことで、それぞれバラバラに出発。


パンプローナの素敵な市庁舎。

朝9時半、パンプローナに到着です。昨日までの2日間を教訓に、今日は宿の予約をしました。ただ、チェックインが12時からのため、ブラブラして時間を潰すことに。昨日一緒に夕ごはんを食べたスペイン人のローズと会ったので、一緒に教会に行きました。

ゲーム・オブ・スローンズの撮影に使われたんだよと興奮気味に話してくれました。
スペイン・カタルーニャの出身のローズは、明日9月11日は「カタルーニャの日」で、デモには参加できないけどTシャツは持ってきたと話していました。
恥ずかしながら、ローズに出会うまでカタルーニャ独立運動のことなど微塵も知りませんでした。毎日が歴史の勉強です。

パンプローナには泊まらないというローズと別れ、朝ごはんがまだだったので、開いているカフェにイン。美味しそうなパンやお菓子が並んでいます。全部くださいな。

この大きな源氏パイみたいなお菓子はパルメラというそうです。よく見かけます。ナイフとフォークでいただくと、案の定粉々になりました。


大好きなLay'sのトラックが…!

パンプローナにはスペイン三大祭りの一つであるサン・フェルミン祭があり、私たちも知っているあの牛追い祭りはこのお祭りの中で行われる行事だそうです。見てみたかったなあ。


甥っ子に買ってあげたかった牛のおもちゃ。

小腹が空いたので、宿近くのバルで初めてのタパスを注文。

パンも中身も激しく美味しい…!ガラスのショーケースに並んだ全てのタパスを堪能したい。宿のチェックイン後はバル巡りをすることに決定しました。

まずはトリップアドバイザーで1位のバル・ガウチョへ。

ウニとクリームソースがマリアージュ。

ガーリックにオリーブオイルにマッシュルームに岩塩。パンも進む…!

結婚式でしか食べたことないフォアグラ。毎日食べたい。

もう、全て絶品でした。これがスペインが誇るタパスなのか…!

2軒目は何度も前を通って気になっていたバル"El Mentidero"へ。

巡礼者メニューとして、飲み物+タパス4種で10€。

ショーケースに並ぶタパスを指差して選びます。

盛り盛り…!全て美味しいけれど、バル巡りをするつもりが2軒目にして満腹に…。

まだ夕方5時前でしたが、プラプラと散歩をしながら宿に戻りました。無限の胃袋が欲しい…。

4日目

Pamplona → Obanos

昨晩は夜遅くまで共用スペースがうるさく、あまり熟睡出来ませんでした。みんな早く寝てくれ!

昨日のカフェに行き朝ごはん。私の大好きなトスターダとカフェコンレチェです。

今日ものんびりと出発。道路横を歩くのは、山の中より疲れる気がします。


ベンチを見つけてお昼休憩。

今日のパスが見えてきました。

強風の中、ペルドンの丘までたどり着きました!


オブジェと撮影。

風があまりにも強かったので、休憩はせずに下りに入ります。


遠くまで見渡せるのがかえって辛い。

1時間ほど下るとウテルガの村に到着です。広いテラス席のあるアルベルゲで休憩することに。

コーラとケーキを買ってテラスに行くと、マリアがいるのを発見して相席。マリアはドイツ出身の私より少し年下のすごくすごく素敵な女性で、流暢な英語を話し、スペイン語も少し話します。
半年間旅をして色んな人に会いましたが、波長が合う人はほんの一握り、でも直感的にすぐわかります。
マリアとは長い付き合いになる気がします。

ゆっくりと休憩した後、午後3時に出発です。

今日も宿の予約が済んでいるので、ベッド争奪戦に参加する必要はありません。のんびりと歩きます。

午後4時前、目的地のオバノスに到着です。

今日はこちらのアルベルゲ。夫が予約してくれました。小規模でとても綺麗に管理されています。

二段ベッドも個室っぽくカーテンで仕切られているので、いつもよりリラックス出来そうです。
ちなみに、アルベルゲでは基本布団はありません。ベッドの上に自前の寝袋を敷くか、スリーピングシーツを敷いて寝ます。たまに毛布があったりしますが、ベッドバグ(南京虫)が心配なので常に自分の寝袋の中で寝ています。

夕飯にフランスからずっと背負ってきたパスタを食べました。少しは軽くなったかな…。

5日目

Obanos → Estella

夜明け前から出発する人が多く、7時頃に起きた頃には誰もいませんでした。
無料の朝食があったので、トーストを4枚ほど頂きました。幸せ。

朝8時半、日が昇る頃に出発です!

30分ほど歩くとプエンテ・ラ・レイナに到着。オバノスよりも大きな村です。


私たちの頼れる道しるべ。

村を出る所に橋がかかっていて、橋の下を流れる川が鏡のように静かで美しい。思わず立ち止まって見とれていると、マリアが後ろからやってきました。

マリアはこの村に泊まっていたらしく、小話をしてから各々のペースで歩き始めます。

橋も美しく、何度も振り返って写真を撮ってしまいます。


至る所にホタテ。

10時半、バルに入って休憩。スタンプもだんだん増えてきました。

ぶどう畑の中をひたすら進みます。全部ワイン用でしょうか。


果てしなくぶどう畑…!

サンティアゴまで676kmのサイン!本当かな。

オリーブ畑の中にオアシスのように出現した休憩スペース。飲み物やフルーツが置いてあり、寄付制のようです。私たちはスルーして頑張ります。


実をつけたオリーブの木。

午後4時半頃、目的地のエステージャに到着です!夫が村の入り口にあるホステルを予約していてくれました。

外観は古いけれど、中はリノベーションされていてとても綺麗!6人部屋で、部屋の中にシャワーとトイレが付いていました。どちらも曇りガラスで、そこだけちょっと落ち着きませんでした。

宿に着いたらシャワー→洗濯→干す、というのが日課です。ここまで済ませて町散策に出かけます。

巡礼者メニューのあるレストランを見つけたので、ここで夕飯を食べることに。夫はワインがピッチャーで出てきて喜んでいます。

肉の文字が見えたら肉を頼んでしまう私たち。

デザートの自家製プリンが美味しかった…!

宿に帰る途中、同じ宿のイタリア人、フロールと出会いました。ミラノ在住の彼女は日本食が大好きだと豪語していて、何が好きなの?と聞くと、「ウラマキ!」と叫んでいました。要はカリフォルニアロールですね。

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