スガ旅

35歳を迎え、夫婦で仕事を辞めました。

SUGATABI.

スガ家の旅の記録

私たちのカミーノ④

8日目

Viana → Nabarrete

朝8時前、まだ薄暗い中アルベルゲを出て、巡礼路から少し外れたところにあるバルで朝ごはん。

トスターダはなかったので、ボカディージョ(サンドイッチ)とカフェコンレチェです。うまい…!

今日はログローニョを通過し、ナバレッテという村まで行く予定。約23kmの行程です。まずはログローニョまで9km!

ビアナを出ると、馬とテントの不思議な光景を目にしました。どういう状況でしょうか。

前を歩いていたオーストラリアのマイケルが、道端で何かの実をもぎ取っていました。近づいて見ていると、取った実を私たちにも分けてくれました。

食べてみると、何とイチジクでした。乾燥イチジクくらいしか見たことがなかった私は大感動。
スペインの田舎道を歩いていると、至る所に実の成っている木があります。オリーブ、イチジク、ぶどう、りんごなど、民家の庭から道に飛び出てなっているものはみんな平気でもぎ取って歩きながら食べています。いいのかな…。

今日は天気が悪く、雨が降ったり止んだり。おかげで虹も見えました。

午前10時前、ログローニョが見えてきました。やっと休憩出来ます。


ログローニョ独自のイエローアロー。

今日は日曜日で街中ではマルシェが開かれていたりして大混雑。私たちは街中をすぐに抜けて、町外れのバルにて休憩をしました。

出発しようとすると、後ろからジンがやってきました。もうすっかり先に行っているものだと思っていましたが、ログローニョでゆっくり市場を堪能してきた様子。手には市場で購入したフルーツの袋をぶら下げていました。

マリアはログローニョでステイするとのことだったので、私たちとジンは先に進むことにしました。

ログローニョを出ると、ひたすら公園沿いの整備された道を歩きます。日曜日のせいか人も多く、きれいだけれど疲れます。6kmほど歩くと湖にたどり着きました。地元の人たちは釣りを楽しんでいました。

ここからさらに少し行くと湖に面した大きなレストランがあり、ここで3人で休憩をすることに。
バルのスタッフはスペイン語対応のみで、英語で貫き通す欧米客には冷たい印象でした。逆に、カタコトでもスペイン語で頑張ると、とても優しく対応してもらえました。

テラス席でタパスを食べていると、急に天候が悪化、大雨&雷となってしまいました。ここで休憩を入れておいてよかった…。


夫のザック下で雨宿りをするスズメ。

天気予報では雨は夜まで止みそうもなかったので、1時間ほど雨が弱くなるのを待ち、出発です。

レストランを出たところで、少し挙動のおかしな赤いザックの男性に遭遇しました。彼はぶつぶつと何かを言いながら、巡礼路を行ったり来たりしてくるくるしています。

関わらない方がいいかな、と遠巻きに追い越そうとすると、夫が捕まってしまいました。
夫に激しく何かを訴えていましたが、夫の悪い癖でとりあえず「イエースイエース!」と答えると、さらに彼を煽ってしまった模様。「何も良くない!!」と激怒して去って行きました。何やら「この雨は天からの攻撃だ」みたいな事を言っていたようです。敬虔なクリスチャンだったのかな。

雨もだんだんと弱まってきた頃に、ワイン工場の前を通過。フォトスポットがあったのでとりあえず記念撮影。

午後4時頃、目的地のナバレッテに到着です。

公営のアルベルゲに行きベッドを確保して、シャワーを浴びて散策です。

教会前で昨日出会ったベルギー人のおじさんに再会し、一緒に教会に入りました。

中に入ってみるとその豪華さに驚きました。内部をじっくり見学し、献金してスタンプも押しました。

お腹が空いたので、巡礼者メニューのあるバルへ。


たまにはサラダ。

店内にはベビーカーで歩き続けている家族もいたり、一人で入ってきたフランス人のマダムと「明日はどこまで行く?」と話したり、毎日新しい出会いと顔見知りの人との再会を楽しんでいます。

部屋に帰るともう寝ている人が居たので、静かに音を立てないよう私たちも寝袋にイン。
その後部屋に帰ってきた何人かわからないけれどスペイン語を話す若いカップルは、大きな声で会話を続けた後ベッドで電話をしたりと好き放題。
寝ている人を気遣う素振りは微塵もない様子…。
海外ではこれが普通なのかな…。

9日目

Nabarrete → Najera

どこかで朝ごはんを食べようと思っていたけれど、開いているお店がなく、しぶしぶ歩き始めました。

町を出たところにベンチがあったので、ここで朝ごはんを食べることに。墓地の入り口のようでした。

1時間ほど歩くと誘惑のフードトラックが出現。もちろん休憩します。フードトラックにもスタンプがあったのでクレデンシャルに押しました。

少し歩くとサンティアゴまで593kmの標識が。

カナダの国旗のパッチをつけて仲良く歩く、カナダ人夫妻に出会いました。オンタリオ州から来たそうで、アルゴンキン州立公園に行ったことを話すと喜んでいました。

正面に赤い岩肌のある町が見えてきました。あれがナヘラです。
町に入ると、昨日出会った日本人のハヤカさんに遭遇。彼女は台湾人のお友達とイタリア人のお友達と4人くらいで行動していて、笑顔のかわいい素敵な女性。大グループでランチ休憩をしていたようで、中にはイタリア人のフロールも居ました。
午後1時過ぎだったので、私たちは狙っていた私営のアルベルゲに直行します。
すでに行列が出来ていましたが、私たちの番になって「予約はしていないけどベッドは空いてますか?」と聞くと、満室。私たちの後ろに並んでいた予約無し組も外へ出て、皆で公営のアルベルゲへ向かいます。

こちらのアルベルゲは寄付制。一つの大部屋に二段ベッドがぎっしりと並んでいて、キッチン、シャワーもあります。

チェックイン前にお水も頂いたり、とても親切なアルベルゲです。

シャワーを済ませて外に出ると、ハヤカさんからメールが。台湾人のお友達がお財布をなくしてしまったらしく、念のため私たちにも知らせてくれたよう。残念ながらここに来るまで財布には遭遇しなかったのでお役に立てなかったけれど、ハヤカさんはお友達と一緒に来た道を戻って探しに行ったみたい。優しい子だなあ。どうか見つかりますように!

お腹を空かせた私たちは、途中で見つけた中華料理店にイン。初の巡礼者メニュー中華版です!

一皿目、大好物の春巻。

二皿目、チャーハン。

中華だからもっと大盛りで出てくる事を期待していましたが、上品な量でした。味は美味しかったです。

宿に戻り、洗濯を済ませて干していると、ルーマニア人のイリエとお母さんも同じ宿でした。
イリエが、「寄付制って、普通いくら入れるの…?」と聞いてきたので、他のアルベルゲの相場から考えて、最低5€くらいじゃない?と答えると、「あんな大部屋だと思わなくて20€も入れちゃった…」とかなり悔やんでました。心優しいイリエくんに、その金額、アルベルゲ側はきっとすごく助かると思うよ!と励ましました。

その後まだまだ時間があったので、町の教会の方に行ってみると日本人女性に遭遇!名前はユキちゃんという美女。スペイン在住とのことで、すっかり現地に馴染んでいました。


日本人の私たちと、イタリア出身のクリスティーナ、クラウディオと。

ユキちゃんと夜まで色んな話をして、一部屋90人収容のアルベルゲにて就寝しました。

10日目

Najera → St.Domingo de la Calzada

公営のアルベルゲの朝は早い。7時半頃には宿をでなければなりません。近所のバルで朝ごはんを食べ、出発です!

まずはアソフラという次の村まで約6km!前を歩くフランス人のオドレイのザックにはウクレレが刺さっていて余裕を感じます。


振り返ると綺麗な朝焼けが。

1時間ほど歩くとアソフラの村が見えてきました。

お楽しみの休憩タイムです。何度も顔を合わせているブラジル人のルイスと台湾人のジェニーに会い、梨をもらいました。


カフェコンレチェと空気(クロワッサン)と梨。

アソフラから次の村までは約9km。日陰のないぶどう畑を延々と歩きます。


美味しいワインになるんだよ。


岩にも黄色い矢印。

坂を登り切ったところに、ドナティーボ(寄付制)の露店が出ていました。フルーツやパン、飲み物などが用意されていたので、コーラを頂き休憩。

するとどこからともなく汗だくのソンさんが現れて、「スイカ食べなよ!」と言ってスイカを貰いました。今日はザックを背負っていないようなので尋ねてみると、「自転車買ったんだよね!」と指差した方向に確かに自転車が。
ログローニョで自転車を買い、徒歩から自転車に切り替えたとのこと。柔軟…!

ソンさんは知り合いのおばちゃんのように「もっと食えもっと食え」と私たちにスイカをたくさん食べさせて、連絡先を交換して颯爽と去って行きました。楽しい人だったなあ。

自転車だったら気持ちよさそうな道を、とぼとぼと歩き続けます。果てしない…


まっすぐ。

午後1時前、今日の目的地が見えてきました。見えてからも長い。

午後2時前、本日のアルベルゲに到着です。何と217人収容の巨大アルベルゲで、1人9€。とっても綺麗です。

広い中庭にはニワトリも居て、鳴き声はベッドルームまで響きます。

洗濯(手洗い)をして干します。アルベルゲの向かいにコインランドリーもありました。

巡礼手帳を持った巡礼者しか泊まれないアルベルゲですが、こんなにベッド数があっても満員になります。早く着いて良かった…!

お腹が空いたので、来る途中で見かけたカフェでハンバーガーを注文。正直美味しくなかったけど、お手伝いしていた子供が可愛かったので良しとします。

宿に戻ると、食堂では韓国人チームが大人数で食事をしていました。韓国人の皆さんはあまり外食をせず、スーパーで買い出しをして毎日自炊をしている印象。
美味しそうなパエリアを作ってみんなで食べていました。

初日に少し話した韓国人のおばさんが居たので挨拶をすると、スイカをくれました。

食べ終わってお礼を言いにいくと、さらに倍の量をくれました。お腹パンパン。
政治的な日韓関係はわかりませんが、カミーノでは韓国人の皆さんにとても良くして頂いています。


アルベルゲの壁に貼ってあった巡礼者の持ち物リスト。

今夜はこの村の祭りだったようで、9時過ぎから爆音で音楽が流れ始めました。早い人はもう寝ている時間ですが、10時になると花火(しかも音だけの)も始まり、DJがマイクで何かを叫び続けていました。アルベルゲの窓から「Stop it!!!!」と叫ぶ人もいましたが、スペインってこんなに頻繁にお祭りがあるのでしょうか…?

メキシコでスペイン語を勉強していた時、やたらと例文に"fiesta"(パーティー)が出てきたことをふと思い出しました。

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