スガ旅

35歳を迎え、夫婦で仕事を辞めました。

SUGATABI.

スガ家の旅の記録

私たちのモロッコ探検記⑧【トドラ渓谷】

14日目

Merzouga → Tinghir → Les gorges du todra

朝6時半に起きて、すぐに朝食をいただきます。起き抜けのアジズが用意してくれました。見上げると満天の星空です。

朝ごはんを食べ終わると、アフメッドの車でアリ家へ。保管してもらっていた荷物をピックアップし、車を飛ばしてバス乗り場に向かいます。


1人90ディルハム、約1,000円。

7時半前にバス停に着き、無事に乗車券も購入。アフメッドにチップを渡し、ありがとう!また来るよ!と言って別れました。

300€プラスチップで3泊4日、私たちは十分に満足出来ました。多くの人が急ぎ足で立ち寄るだけの砂漠ですが、次回は1週間くらい滞在したい…!

バスの中で日の出を見ていたらいつの間にか寝ていました。

目を覚ましてすぐ、目的地のティネリールに到着。バスを降りるとたくさんの客引きが寄って来ました。

「ホテル決まってる?」「トドラ渓谷?」

とにかくお腹が空いたのとバスで疲れたので、トドラ渓谷に移動する前に腹ごしらえをしようか、と夫と話し、カフェが並んでいる場所に向かって歩き出します。

1人の客引きがしつこく私たちにつきまとって来ます。「トドラ渓谷のベルベル人経営のホテルに連れて行ってあげる!」と何度も言ってくるので、とにかく疲れたから休ませてくれ、と言うと、「ここのカフェが安くていいよ!」と言って案内してくれました。そしてなぜか彼も同席。

私たちはジュリオが滞在しているホテルに行くつもりだったのでその旨を話すと、財布から色々なホテルのカードを出してきて、「ここは?日本人がやってるところだよ!」と自分が紹介できるホテルにどうしても連れて行きたい様子。


大好きな焼き鳥。

途中から気持ちを切り替えたのか、なぞなぞを出し始めました。砂漠キャンプで聞いたネタばかりで、いい加減ウンザリです。

トドラ渓谷に向かうため、店を出ようとすると彼が先導して乗り合いタクシー乗り場まで連れて行ってくれました。
ここでの交通手段は乗り合いタクシーしかなさそうで、勝手がまるで分からなかったので彼がいてくれて助かりました。その後やはりチップを要求されたので少し渡しました。彼は乗り場にいた同じ方面に向かう男性に、「この日本人たちはホテル・ベル・エトワールに行くんだ、着いたら教えてやってくれ」と頼むと、偶然にもその男性はそのホテルのオーナーでした。

私たちの番が来てタクシーに乗り込み、トドラ渓谷に向かいます。乗り合いタクシーはここではバスの代わりになっていて、車ごとに決まったルートがありそのルート上であれば好きな場所で降りられるようです。

15分ほどで私たちの目的のホテルに無事到着。
3泊するからと値下げしてもらい、1泊朝・夕食込みで1人2,000円ほど。カナダ人のエミリーから「常時ホットシャワーが使えるわよ」と聞いていたので即決しました。

部屋に荷物を置いた後、散歩がてら渓谷の方まで歩いて行くことにしました。オーナーに聞くと、裏の畑を通って行くのが一番いいよ、と教えてくれたので、そのルートで歩き始めました。

畑を通り、川を渡り、また畑を通り

見えてきました。奥まで続いていますが、明日ハイキングでまた来る予定なので今日はここで引き返します。


巨大な鳥がいました。

宿に戻りミントティーを入れてもらいました。「何か飲む?」と言われたのでサービスかな、と思いましたが、チェックアウト時しっかりと請求されてました。

15日目

Les gorges du todra

朝ごはんを食べに下に降りると、ジュリオとエミリーと再会。クライミングをしたいことを相談すると、初心者用のコースで明日の午後からガイドしてもらえることになりました。
今日はハイキングに行くよと話すと、おすすめのコースを教えてくれました。

11時前に宿を出てトドラ渓谷方面に歩いていると、道端でたくさんのおじさま達がたむろ。

「おいでおいで!クスクスを食べていきなさい!」

朝食を食べたばかりでしたが、断るのもなんなのでおじさま達の輪にお邪魔することに。
今日は「預言者生誕祭」と言って、預言者ムハンマドの誕生を祝うイスラム教徒にとっては重要な日みたいで、道ゆく人にスプーンを渡し、みんな少しずつ食べて去って行きます。キリスト教のクリスマスみたいな感じなのかな?

おじさまに、いつもモスクから聞こえてくるアザーンの文言を教えてもらい、何度か復唱しましたがちんぷんかんぷんでした。すれ違う人同士皆胸に手を当てて挨拶をして、幸せそうに談笑。イスラム教って、本当に平和な宗教なんだろうなあ。

おじさま達にお礼を言い、トドラ渓谷に向かい再び歩き出します。

5分も歩かないうちに、今度はホテルの中から声をかけられます。

「ランチは済んだ?うちのレストランで食べて行かない?」

私たちは山頂でお弁当を食べようと思っていたので、サンドイッチをテイクアウトできるかと尋ねたところ、

「出来る出来る!中身は肉と野菜でいいかい?すぐ作るから待ってて!」

と値段も聞かずにオーダーしてしまいました。


とりあえず座って待つ。

おじさんはミントティーを持って戻ってきました。
「今作ってるから、お茶でも飲んで待ってて!屋上のテラスからの眺めは素晴らしいよ!」


とりあえずお茶が基本のモロッコ。

大好きなお茶をいただきながら、テラスでのんびり。

もはや今日ハイキングに行けるのか微妙になってきましたが、暗くなるまでには戻って来られるでしょう。

待つこと30分ほど、「サンドイッチ出来たよ!」とおじさんが呼びにきました。予想外のデカさにびっくりしつつもミネラルウォーター2リットルも追加して値段を聞くと、「100ディルハム(1,000円くらい)」。めっちゃ高い。でももう作ってもらったからしょうがない。
手持ちが200ディルハムしかなかったので渡すと、お釣りがないとのこと。「帰りにまたお茶飲みに寄って!その時までにお釣り用意しておくから!」と言われ、若干疑いつつも承諾。いよいよ出発です。

トドラ渓谷はマラケシュからのツアーなどで日帰りで訪れる人が多いようで、大きな観光バスが入ってきてはたくさんの観光客が降りて写真を撮っていました。

よく見ると登っている人がいました。エミリーかな?

渓谷を抜けたところに階段があり、そこからスタートです。風が強く、砂が目に入って痛い。

ハイキングコースはこんな感じで、ずっとガレた道を歩きます。

途中山から降りてくるノマドの方々に「金をくれ」と言われますが、何度も断ります。息が切れ切れのハイキング中にこれは辛い!

いつも通り夫とだいぶ差が開いては、私が道を間違えて崖をよじ登り、を繰り返します。

振り返るとまるでグランドキャニオンのような景色!川の浸食って本当にすごいですね。クライマーにとっては天国のような場所でしょう。

汗だくで開けた場所に到着。山の頂上まではあと少しなので、上まで登ってしまいます。


あの山のてっぺんを目指します。


頂上からの景色。遠くにティネリールの町が見える。

頂上に着くと、2組ほど先客がいました。ランチにしようかとも思いましたが、強風過ぎて10分ほどで撤退。この後通る予定のノマドさんの家で食べよっかということになりました。ジュリオから、ノマドの家でお茶をいただけるよ、と聞いていたのです。

意気揚々と下り始めます。登りはしんどかったけど、帰りはサクサクなはず…

思いっきり道を間違えたようです。通るはずだったノマドさんの家が向かいの山の中腹に見えます。

私たちが進んでいた道は途中で消えました。このまま進むと垂壁の上に出そうな気がしたので、どうにか元のルートに合流できるように谷に下ってから登り返しました。

やっとの思いでルートに戻れました。通常こんなに疲れるハイキングコースじゃないはずですが、いつも通り道を間違えてしまい余計に疲れました。ノマド家ももうないので、道端で1,000円のサンドイッチを食べます。

夫が突然「あっ」と言ったので見てみると、


サンドイッチをちぎったところに藤原ヒロシ氏がいました。モロッコの新聞広告ですが、驚きました。

ここからは正規ルートを辿って下山。安心安全な道でした。久々のハイキングでしたが、身体も重く呼吸も辛かったです。完全に運動不足です。

おじさんに100ディルハムを返してもらうべく、下山しておじさんのホテルへ直行。
とりあえずお茶でも飲みなよとミントティーを入れてくれました。

おじさんはフランス語を練習したいと言って、極力フランス語で話してきます。次来た時はうちのホテルに泊まってくれと言い、家族構成を聞かれました。
「15人部屋があるから家族みんなでおいで!」と言われましたが、家族全員で一部屋はちょっと…

今度は「工房を見せたい」と言って地下室に連れていかれ、織り機を見せてくれました。

ベルベル衣装も着させてくれて、この流れは…と思った矢先に絨毯を広げ始めました。
絨毯はもう買ったから買えないよ!と断ると、クッションカバーを出してきて、「物々交換でもいいよ、日本の薬とか…」と言われましたが断りました。
最終的に100ディルハムを無事返してもらい、おじさんと別れました。
モロッコ人の90%は絨毯商人なんじゃないかと思いました。


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