スガ旅

35歳を迎え、夫婦で仕事を辞めました。

SUGATABI.

スガ家の旅の記録

私たちのモロッコ探検記④【フェズ】

7日目

Chefchaouen → Fes

お昼に宿をチェックアウトしてタクシーでバスターミナルへ。

バスターミナルの売店でSIMのチャージをしたいと伝えると、売店のお兄さんが全てやってくれました。50ディルハムで5GB。いちいちSIMカードを買い直さなければならないものだと思っていたのでとても助かりました。

バスは定刻に出発し、2時間ほど走ったところで休憩。

運転手さんのご飯休憩でしょうか。みんなぞろぞろとバスを降車し、トイレに行ったりご飯を食べたりお茶を飲んだり。

バスの前から何やら美味しそうな香りがしていたので、何の肉か分からないけれど食べてみることに。恐らくお兄さんの右後ろに見えているお肉です。

大人気のようで、初老の女性も一人でがっつりと食べていました。横に並んでいたヨーロッパ系の女性にバスの停車時間を聞いてみると、彼女も分からないけど前回は20分くらいだったから大丈夫、と言っていました。

注文してから待つこと15分ほど、やっと私たちの分が回ってきました。バスの停車時間が何分なのか分からないため、急いで頂きます。
お肉にはしっかりと味が付いていますが、お好みでスパイスを付けて食べるようです。パンに挟んで食べてみると、衝撃のおいしさでした。
ゆっくり堪能していると運転手さんがバスに乗り込み、クラクションを鳴らして「行くよ!」と合図。
皆ワラワラとバスに乗り込みます。私たちも完食してバスへ。

走るバスの中から外を見ていると、畑の中で絨毯を敷き、お祈りをしている男性を見かけました。

シェフシャウエンから4時間ほどでフェズに到着。今日のホテルは夫に取ってもらいました。フェズではメディナには泊まらず、鉄道駅の近くに宿泊します。

タクシーの運ちゃんも場所が分からず、Googleマップでナビをしながら宿に到着。何だか都会っぽいホテル…!

ホテルに入ると5.6人くらいのスタッフがお出迎え。英語を話す一人の女性を除いては、全員フランス語のみでした。さらに本日オープンしたばかりのホテルのようで、私たちが最初の客なんだとか。そんなこと人生で初めてです。

部屋もとても綺麗だし、1組目の客だというせいかものすごく気にかけてもらえるし、ここにして良かった。


お風呂も下水臭くない!

部屋でゆっくりした後、近所の中華料理屋で野菜炒めと白米を食べました。

8日目

Fes

こちらの宿も朝食付きだったので、朝10時に1階へ。


中庭もあります。

割と豪華な朝食で嬉しい。ゆで卵も付いています。
しかし、まだオープン2日目とあって段取りがうまく行っていないようでした。横の欧米客からはフォークとナイフ、反対側の国内旅行客からはナプキンを要求され、その都度全テーブルに配られました。私はゆで卵用に塩が欲しかったけど、何となくやめておきました。

午後はメディナへ。観光名所のブルーゲートから中に入ります。
フェズは「迷宮都市」と呼ばれるほど、入り組んだメディナが有名です。Googleマップもあてにならないと聞いていたので、胸を張って迷子になろうと思います。ちなみにお金を要求されるのが怖かったので、写真はありません。

メディナに入ってすぐ、スパイスやアルガンオイルを売っているお店の女の子に声をかけられます。タジン用のスパイスが欲しかったので、アリに教えてもらった「45スパイス」というものはあるか、と女の子に聞いてみると、一瞬で出してくれました。
「一袋いくら?」と聞くと、「100ディルハム!」と言われたので、(この一袋で1000円は高いな…)と思いながら「30ディルハムしか出せない」と言うと、あっけなく「OK」と言われました。本当はいくらなんだろう…。

その後、奥へ奥へと進んで疲れたところで引き返すことに。来た道と思われる方へ進んでいると、立ち話をしていたお兄ちゃんが「ブルーゲートに行くの?こっちだよ」と急に先導し始めました。夫と「これお金要求されるやつだね!」と言いながらついて行き、ブルーゲートの近くまで来たところで「ここをまっすぐ行けば着くよ」と言う彼。予想外にお金を要求してこないので、ありがとう、とポケットに入っていた15ディルハム(160円くらい)を彼に渡すと、「ちょっとちょっと、もっとちゃんとした金をよこせ」と言ってつっ返されました。夫も「これしかないよ」と言ってポケットに入っていた10ディルハムを出したので、全部で20くらいで十分でしょと思い、私の10ディルハムをつけて渡すと「だったら全部よこせ」と私の残り5ディルハムも持って行かれました。
本当はポケットにもっと小銭が入っていたけど、少なく言って良かったです。

ブルーゲートを出て二人でこの後どうしようかと話していると、横にいた少年たちに話しかけられました。みんな学生のようで、アラビア語→英語のGoogle翻訳を使って話しました。とにかく日本に興味津々なご様子で、コーヒー飲みに行かない?と誘われましたが、これでお金をたかられたら悲しくなるので断りました。

ブルーゲート近くに、観光客向けのハマムを発見。
ハマムとは公衆浴場のことですが、ここのハマムはスパみたいな感じでした。日本を出て半年、一度もスパ的な所には行っていないし、身体の垢も気になるし、夫と二人で行ってみることに。

受付にはオーナーと思われる男性がいて、日本人だと分かると「この人も来たんだよ」と額に入った写真を見せてくれました。
写真に写っていたのは福山雅治さんでした。

値段は料金表があったので交渉しなくて良く、マッサージ付きをゴリ押しされましたが、一番安い垢すりのみのプランにしました。ミネラルウォーターと紙パンツも貰えたので、手ぶらで全く問題なし。

2階に上がると、お世話役の女性から「オーナーからの指示で垢すり後にマッサージもプレゼント致します」と言われました。よく分からないけどラッキーです。

紙パンツに履き替えぬるいサウナで待っていると、垢すりスタッフの女性が入ってきました。お湯をぶっかけられ石鹸で身体を洗ってもらった後、垢すり開始です。
思ったほど痛くなかったけれど、私から出る大量の垢に自分で引きました。新大久保の韓国垢すりでもこんなに出なかったのに…!この半年間のうちけっこうなワイルド生活を送ったせいでしょうか、本当にここに来て良かった。

垢すりの後はゆるくシャンプーもして頂き、頭からずっとお湯をかけられてちょっと息が出来なかったけれど無事終了。新大久保の韓国垢すりのように最後に桶で牛乳みたいなのをぶっかけられないか心配していましたが、かけられませんでした。

バスローブに着替えてマッサージルームへ移動し、全身オイルマッサージをして頂きました。しかもけっこう本格的でした。


最後にミントティーのサービスも。

帰り際、オーナーに垢すりタオルもプレゼントされて至れり尽くせり。

これで一人2500円ほどだったので、心身ともに大満足。ユーコンやアメリカで育ててきた汚れをモロッコで落とすことが出来ました。ありがとうモロッコ…!

帰りにホテル近くのレストランでご飯を食べ、ホテルに戻りました。

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私たちのモロッコ探検記③【シェフシャウエン】

5日目

Chefchaouen

本当はシェフシャウエンに2泊の予定でしたが、色々な事がありすぎて疲れたので、宿を変えてもう2泊する事にしました。

バストイレが部屋に付いているホテルをBooking .comで検索し、ネット予約はせずに直接ホテルへ。ホテルが提示した金額がBooking .comより高かったので伝えると、一気に値段を下げて貰えました。


水回りが下水臭いけどもうどうでもいい。

部屋でシャワーを浴びた後近くでランチを食べ、フェズまでのバスチケットを買うためにバスターミナルへ行きました。

こちらの窓口でも実にスムーズに発券してもらい、全くストレスなし。フェズ行きのバスは1日4本もあるみたいだったので、午後一番のバスを予約しました。

ムスタファのお店に行く途中道に迷ってキョロキョロしていると、ターバンを巻いた男性が親切に「広場はあっちだよ、どこに行きたいの?」と話しかけてくれました。私たちが日本人だと分かると、「僕のお店には日本人がいっぱい来るんだ!ちょっと来て!これを見て!」とあれよあれよと店の中へ。

彼が取り出したのは、大きな一冊のノートブックで、そこにはたくさんの日本人からのコメントが書かれていました。私たちがノートブックに目を通している間にお茶を入れてくれて、2階にある彼の家(?)に招待されました。

彼の名前はアリ。彼もまた絨毯屋でした。彼のノートブックに書かれた日本語の情報から推測するに、彼は頻繁に日本人観光客に手料理を振る舞っていること、砂漠ツアーの斡旋も行っていることが分かりました。

部屋中に積まれた絨毯を広げ始めそうだったので、実はもう昨日買ってしまったから買えないんだ、と言うと、急に元気がなくなるアリ。「いくらだったの?」と聞く彼に昨日買ったものと値段を言うと、「…悪くないね…」とさらに元気がなくなるアリ。


アリ家。

申し訳ないな、と思っていると、「今日の夜ここにご飯を食べにおいでよ、僕が作るから!」と言われ、いくらなんでも悪いよと言うと、「ベルベル人はおもてなしが大好きなんだ、遠慮しないで9時にここに来て!」と言うアリ。夕飯9時か…と思いながらも何だか面白そうなので、9時にまた来る約束をして別れました。

寄り道してすっかり遅くなってしまったけれど、一応ムスタファの店にたどり着きました。彼は留守にしていて、彼の仕事を手伝っている男性がムスタファに連絡をしてくれました。予想通り郵便局はもう閉まっているから明日郵便局に行くことになりましたが、ムスタファが車で迎えに来てくれ、山の上にあるホテルに連れて行ってくれました。


ホテルからの景色。「あの山には登れるの?」と聞くと、「登れるよ!山の上には大きな大麻畑があるよ!」と言われ、登るのをやめました。

彼の第一夫人の息子と第二夫人にも挨拶し、ホテルのバーで景色を見ながら謎のお茶タイムを過ごしました。
イスラム教では奥さんを4人まで娶れるそう。何だかもう世界が違いすぎて全部が映画みたい。

この後フェズに行くというと、彼の知り合いの会社がフェズにあり、スタッフに日本人女性もいるからそこで砂漠ツアーの相談をしなさいと言われました。
「フェズに着いたら色んな人から砂漠ツアーの勧誘があると思うけど、しっかりと会社を構えていない奴らばかりだ。そういうツアーは一切責任も取らないから、きちんとした会社に頼んだ方がいいよ」と言って、さらにフェズで妹がマネージャーをしているというリヤド(邸宅ホテル)も紹介してくれました。

明日一緒に郵便局に行く約束をして別れ、ホテルに戻って休憩した後再びアリの店へ。忙しいな…

到着するとすぐに晩ごはんのタジンの準備を始めるアリ。私たちは待っているだけ。

汲んできた水を使って野菜を洗い、器用に手際良く野菜を切っていきます。ほぼ毎日自炊しているそう。

もうすでに美味しそう。
最低限の道具だけで料理をする彼を見て、私たちのキャンプ道具なんて彼から見たら要らないものばっかりなんだろうな、と思いました。

本当はチキンタジンを作りたかったけど、鶏肉が手に入らなかったので今日は挽肉を使ったタジンケフタだそうです。

「ヴォアラ〜」と言って蓋を開けると見事なタジンケフタが完成していました。

3人でパンをちぎり合い、黙々とケフタを食べました。今まで食べたどのレストランよりも美味しい…!
お腹が膨れた所で、恐らく本題の砂漠ツアーの話が始まりました。

アリが言うには、アリはもともとサハラ出身のラクダ使い。今はサハラに住んでいる家族が砂漠ツアーを行っているそう。「ほとんどの会社が1泊2日の夕暮れ・日の出ツアーを行なっているけれど、それではサハラを満喫出来ない。本当に楽しむなら3泊はして欲しい」というアリ。
私たちは完全ノープランでモロッコに来ていたため、砂漠で3泊も過ごせるのはかなり興味がありました。

近くの絨毯屋のムスタファに日本人スタッフのいるツアー会社を紹介されたよ、と言うと、「ああ、彼はマフィアだから気をつけて」と衝撃的な言葉が飛び出しました。
彼の紹介の会社は日本人スタッフもいるし、トリップアドバイザーで見ても高評価の会社だったので恐らくそんなことはないと思いますが、ムスタファはお金があり、奥さんが2人もいること、アリの家は言っちゃ悪いけどこんなに小さくて結婚していないことから格差を感じました。

誰が本当のことを言っているのか、昨日のバスのおじさんも含めて誰が善人なのか、恐らくモロッコ旅行で疲れるのはこういう所なんだろうな。

15年ほど前に姉と二人でインドを旅した時も、初めの1週間は全ての人を疑っていましたが、2週間目には人を疑うことに疲れ、直感を頼りに心を開くと見え方が変わってきたことを思い出しました。

モロッコ人もきっと同じ、恐らくそんなに悪人はいないし、ただただ自分のところで客を囲いたいだけなんだと思います。絨毯はムスタファの所で買ったことだし、砂漠ツアーはアリにお願いしようかなと思いました。

アリは金額の話は出さないまま、「チキンのタジンを食べさせたいから、明日の夕ご飯もまたうちに来て!その時ツアーの詳しい話をしよう!」と言われ、帰路についたのでした。

6日目

Chefchaouen

嬉しいことにこちらのホテルは朝食付き。屋上のカフェで朝ごはんをいただきます。

ホテルの部屋の天井に、メッカの方向を示す印が。イスラム社会ならではの気遣い…!

荷物を送るためにムスタファのお店に行くと、彼は留守だったので待たせてもらうことに。

しばらくして彼が帰って来たので、一緒にタクシーで郵便局へ。色々と局員に説明をしてくれて、680ディルハムで日本へ送れることに。
住所を書いている間、その郵便局員の携帯電話が鳴りまくり焦りました。着信音は「ミッション・イン・ポッシブル」のテーマでした。
ムスタファは、「並ばずに安い値段で送るようにしてもらったから、彼にチップで100ディルハム渡して」と言われたので渡し、結局安かったんだか高かったんだか分からなくなりました。

ムスタファにはフェズに着いてツアーが必要だったら紹介してもらった所に行くよ、と言い、お別れしました。シェフシャウエン滞在中毎日会っていたムスタファ。本当にマフィアだったのでしょうか。とにかく荷物が無事に届けば何でもいいです。

夕方までホテルでゆっくりして、夜にアリの家へご飯を食べに行きました。

今日はチキンが手に入ったらしく、チキンタジンを作ります。

彼の料理は本当に絶品です。お店出した方がいいよ、と言うと、「日本にお店を用意してくれたらシェフになるよ!ビザと住む場所もよろしくね!」と言っていました。

砂漠の入り口であるメルズーガからの1泊2日の砂漠ツアーの相場は30〜40€ほど。前まではサハラ砂漠内にラグジュアリーキャンプがたくさんあったそうなのですが、最近は砂漠内のキャンプが全て禁止になったため、砂漠の外側のキャンプから少し中に入って夕日を見てキャンプ地に戻り、日の出を鑑賞して帰ってくる内容だそうです。

アリの提案するツアーは、
1日目)キャンプ地付近でラクダに乗って夕日を見た後キャンプ地に宿泊。
2日目)ラクダに乗ってサハラの奥地に進み、アルジェリアとの国境付近にある「ノマド」の家でキャンプ。
3日目)ラクダに乗って戻りつつ、砂漠内でピクニックしてゆっくりキャンプ地に戻り、宿泊。

というプラン。アルジェリアの国境付近まで行けるなんて、とっても魅力的!

アリは「本当は2人で3泊4日のツアーで400€だけど、370€にまけてあげる!君たちいい人だから」と言いましたが、絨毯で既に散財してしまった私たちはもう少し値切りたい…。
300€までしか出せない、と言うと、アリはお父さんに聞くと言って電話をかけ、電話を私に代わりました。お父さんに、「3泊4日、300€で可能ですか?」と聞くと、全く悩まずに「問題ないよ」と言われ、あっさり70€を値切ることが叶いました。
これも高いか安いかは行ってみないと分からないけれど、とにかく念願のサハラに行ける!

前金として半額の1500ディルハムをアリに渡し、アリ、アリのお父さんと連絡先を交換して、逐一連絡が取れるようにしました。

シェフシャウエンでの日々は予想以上に濃い4日間となりましたが、美味しいモロッコ料理も食べ、絨毯も買い、砂漠の手配も済んで大満足。思いのほか出費がかさみましたが、夢にまで見た念願のモロッコです。ここはとことん楽しもうと思います。

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私たちのモロッコ探検記②【シェフシャウエン】

3日目

Tangier → Chefchaouen

お昼のバスでシェフシャウエンに向かうので、近くのカフェで朝食を済ませてから出発。


モロッコの商店はパンが豊富。

メディナのはずれにタクシー乗り場があり、プチタクシーを探します。メーターを使ってくれるタクシーに乗ってバスターミナルへ。

バスターミナルで荷物料金を支払い、しばし待機。予想外に定刻出発となりました。モロッコ快適…!

空いているのになぜか夫と離れ離れの指定席になってしまった私は、近くに座っていたおじさんに話しかけられました。
私がバスの中の写真を撮ったのを見ていて、景色を撮るのは構わないけれど、人が写る写真は断らないとダメだよ、トラブルになるよ、と注意してくれたのです。35にもなって恥ずかしい、当たり前のことだよな、と思い、おじさんにありがとうと言いました。

おじさんはオランダから旅行で来ていると言っていて、私がシェフシャウエンに行くと言うと、彼は今日はその手前のテトゥアンに泊まり、明日シェフシャウエンに行くよと言っていました。

バスがテトゥアンで止まり、トイレから帰ってくると夫とおじさんが話していました。おじさんの名前はアントニオ。「明日彼女とレンタカーを借りてシェフシャウエンに行くから、明後日フェズに行くなら一緒に乗せていってあげるよ」と何とも優しいご提案!レンタカー代半分払いますよと言っても、「いいからいいから、とりあえず明日シェフシャウエンの有名な門の前で待ち合わせしよう!」と言って、連絡先も交換しないまま別れました。

青の町でおなじみのシェフシャウエンに到着し、メディナの外までタクシーを使います。メディナ内は車が入れないため、徒歩で予約していたホステルを探してチェックイン。

何だか移動で疲れてしまったので、夕飯に中華を食べて、ホステルでゆっくりしました。
バストイレが共用だったのですが、あまりに汚くてシャワーは我慢しました。(私が一番汚い)

4日目

Chefchaouen

今日は2時に昨日のおじさんと会う約束があったので、朝はメディナ内で朝食を食べ、観光スポットのスパニッシュモスクを目指してお散歩に出かけました。

割とお山の上に建っているこのモスクは、通常人は入らないそう。スペイン人が作ったモスクなので、観光名所ではあるけど祈りを捧げる場ではないんだとか。
地元の人に聞いた話によると、メッカの方を向いてないから形だけのモスクだそうです。

スパニッシュモスクのある高台からは、シェフシャウエンの町並みが見渡せます。おじさんとの約束もあるので、少し休憩して山を下りました。

写真を撮りたいけれど、人がいる場所では撮れない…。敬虔なイスラム教徒の中には、極度に写真を撮られることを嫌う人も多いそうなので、風景写真を撮るにも気を使うモロッコです。

待ち合わせ場所に向かって歩いていると、「ジャパニーズ?」と声をかけられました。
ついつい足を止めると、彼は「日本のガイドブックに僕の店が載ってるんだ!お茶出すからちょっと待ってて!」と、あれよあれよと彼の店の中へ。

ミントティーを頂き、そろそろ行かないと…と席を立つと、何故急ぐのかと聞かれ、人と会う約束があるんだと話すと、それが誰なのか、どこで知り合ったのか、詳しく聞かれました。

昨日の出来事を全て彼に話すと、「それはよくある詐欺の手口だよ」と言われ驚愕。「旅人を装って近づいて、警戒心を解いた後で知り合いの店に連れて行ったりツアーを組ませて高額な請求をしたりするんだよ。Googleで調べたら出てくるよ!」

確かに、よく考えたら彼は手ぶらだったし、どう見てもオランダ人というよりかはモロッコ人の顔立ちでした。アントニオって顔立ちではなかったような…。
でも、今日は彼女を連れて来るって言ってたよ、と言うと、「そんなの娼婦を雇うだけだよ、簡単だよ」と言われ、青ざめる私。

私から見たら彼はとても優しい人に見えたけど、確かにそんなに甘い話があるわけないか…。待ち合わせ時間を過ぎ、人との約束を破ってしまったことに罪悪感を抱きながらも、この店に入って助かったと思う気持ちも。


すっかりくつろぐ夫。

この絨毯屋の彼の名前はムスタファ。親戚のお葬式があるらしく、「僕はちょっと出かけるけど、1時間で戻るからここでゆっくりしてて!」と言って出かけてしまいました。

1時間後に帰ってきた彼は絨毯の説明を始め、「買わなくても問題ないよ!もちろん僕は絨毯屋だから売れたら嬉しいけど、買わなかったからって友情が壊れることはないよ!」と、いつの間にか友達になったようです。私たちも何を律儀に1時間も待っていたのか謎です。

彼が次々に広げる絨毯を見ていると、不思議な事にだんだん欲しくなってくる私たち。これはマインドコントロールなのか…。今までどんな町に行っても買い物は全然してこなかったのに、ここに来てめちゃくちゃ嵩張る絨毯を真剣に吟味し始める私たち。

モロッコの商人は本当に商売上手です。買う気のなかったものを欲しい気持ちに持っていくって、素晴らしい才能です。

気付くと私たちは絨毯のための予算を決め、ついに値段交渉の段階に来ました。モロッコに定価はありません。まずはムスタファに紙に値段を書かせ、そこからどんどん落としていきます。
最終的に、絨毯1枚、ブランケット2枚、砂漠で使う用のターバン2枚を300€で買いました。
人間って不思議ですね。1時間前までは何一つ買うつもりじゃなかったのに。

私も商売人の娘なので、彼らの巧みなテクニックは大変勉強になりました。

まず、第一に嫁を褒める
嫁を褒めると嫁の財布の紐が緩くなります。昨日バスで会ったおじさんも私のことを褒めたので、ついつい信じちゃったのかもしれません。

第二に、片付けが大変になるくらい商品を出しまくる
日本人としては、ここまでやらせたら何か一つくらい買わなきゃ申し訳ない…という気持ちになります。本当は全然申し訳なくないんですけどね。

あとはとにかく商品の説明をしまくり、少しでも「買ってもいいかも」と思わせたら勝ちです。

定価などない世界なので、最後は商人と客との根比べです。彼らが売りたい値段と私たちが買いたい値段の落とし所を見つける訳です。
もちろんとことんやり合って買わないという選択肢もありますが、私は彼に負けました…。欲しくなってしまったんです。

これが高いか安いかは分かりませんが、潔く支払いを済ませました。日本への郵送を手伝ってくれると言うので、彼の店で預かってもらい、また明日来ることにしました。そして私は今日もシャワーを浴びませんでした。

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