スガ旅

35歳を迎え、夫婦で仕事を辞めました。

SUGATABI.

スガ家の旅の記録

私たちのJMT(ジョンミューアトレイル)②

2日目(DAY116)

朝7時起床。

周りにも人がたくさん居たせいか、熊の心配はそれほどしなくて済みました。鹿はたくさん見ました。

朝からオートミールを食べ、準備します。
今日の行程は、ここリトルヨセミテバレーからサンライズハイシエラキャンプまで、13km(8.3マイル)の予定。

夜は暗くて行かなかったけれど、キャンプ場のトイレに行ってみました。2階がトイレで、ボットンですが臭いも少なくトイレットペーパーも完備。さらに汚物入れ、消毒ジェルも完備。ホテル並みですね。

トイレを済ませて、まずはハーフドームの方に進みます。リトルヨセミテバレーはハーフドームに近いキャンプ場なので、ここからハーフドームに行く人も多そう。たくさんのハイカーに紛れて進みます。

川を見つけたら水分補給。サラリーマン時代は1時間に1回くらいトイレに行っていたのに、こんなに水分を取っても不思議と尿意はありません。汗で出てるからかな。

向かいから歩いてきた長老風ハイカーに、すれ違いざまに声をかけられました。
「ロングハイクだね?JMTかい?」
そうです!と私たち。
「JMTのルートなら危険箇所はもうないよ、ミューアパスには雪があったけど、もう2週間前の話だからもう大丈夫。天候は変わりやすいから気をつけて。防寒具は持ってるね?」
色々と情報をくれて、心配までしてくれる優しい長老。長老はハイカールートではなく、上級者ルートで歩いているとのことだったので、プロですね!と何の気なしに言うと、
「プロは金がかかるからね、俺は遊びでいいんだ。プロでも最近の若いのは道具の使い方も分かってなくて…」
と始まってしまいました。
「ソビエト軍が…」
だんだん何の話を聞かされているのかわからなくなってきました。
とりあえず、お話出来て良かったです!と話を切り上げると、
「本当はいいキャンプ地とか色々教えてあげたいんだけど、もう行かなきゃいけないよね…」と少し寂しそうにお別れしました。
私に英語力があればもっとお聞きしたかった…!


ハーフドームとの分岐を過ぎたあたりで、二人組のハイカーに声をかけられました。
「おっきなザックだね!JMTを歩いてるの?」
そうだよ、そっちは?と聞くと、
「僕たちもだよ!21日間でマウントホイットニーを目指すよ!」と、同じ方向に進むハイカー仲間が出来ました。アントニーとリカルド。2人はスペイン語も話していました。

夫が、僕たちはペースが遅いから25日くらいかけて歩くよ、と言うと、
「急がない方がいい!ゆっくり歩いた方が最後まで歩き抜けるよ。急ぐやつらは途中で挫折することが多いんだ」と励まされました。
彼らもサンライズでキャンプすると言っていたので、またね!と別れました。


山火事の跡。

休憩を繰り返しながら歩き続け、サンライズに到着したのは日が暮れる直前の午後7時過ぎでした。

メドウ(湿原)の横がキャンプサイトとなっており、蚊が激しめに居ます。初めて蚊除けネットを装着しました。

午後8時過ぎ、辺り一面ピンク色に染まる中夜ご飯。テントから少し離れた場所で食事をし、夫が明日の朝ごはん用に米を炊いてくれたので、おにぎりを作りました。

3日目(DAY117)

カサカサ音が気になってあまり眠れませんでしたが、途中で夫の寝袋とテントが擦れる音だと気付いてからは眠れました。

朝ご飯に夫の炊いた米で作ったおにぎりを食べたところ、水が少なかったのかかなりパサパサだったので、二人ともしじみスープに沈めて完食。

当初の予定では、今日の目的地はここから5マイル(8km)先のカテドラルレイクでしたが、距離が短いので明日の目的地のトゥオルムメドウまで行ってしまうことにしました。ここから10.5マイル(16.8km)先になります。

しばらくはフラットな道なので、順調に進んで行きます。


お気に入りの行動食①Trader Joe'sオリジナルの小分けになったトレイルミックス。



お気に入りの行動食②ベビースターラーメン。この日1日で完食してしまった幻の存在。

このままずっと天気が持ってくれたらいいな。

午前11時半、カテドラルレイクに到着。
適当な場所を探してすぐに靴を脱ぎ、足を水につけました。最高に気持ちいい…!女性の日でなければこのまま全身浸かりたいくらい。

と思っていると横から湖に入って泳ぎだす夫。「俺だけごめんね〜」と言いながら気持ち良さそうに…。

小一時間休憩した後(夫の水浴び待ち)、トゥオルムメドウに向けて出発です。トゥオルムメドウにはストアやカフェもあるので、食糧の買い足しも行う予定。
残念ながらシャワーはありません。

途中すれ違ったハイカーに、「トゥオルムメドウへ行くの?」と聞かれ、そうです!と答えると、「美味いハンバーガーが待ってるよ!」と言われ、それ以降「ハンバーガーとコーラ!」を掛け声に進んでいきました。

トゥオルムメドウへの下り坂の途中、湧き水を発見!
一応浄水して飲みましたが、冷たくて美味しい…!

午後5時前にトゥオルムメドウのキャンプサイトへ到着。ヨセミテのキャンプサイトと同じく一人6ドルを箱に入れるシステムでした。

テントを張る場所を探していると、先に着いていたアントニーとリカルドと再会。「PCTハイカーが置いていった食料があるから好きなのを持っていきなよ!」と言われ、差し出された箱から私の大好きなピーナッツバターとシナモンロールを頂きました。
夫は随分と吟味した後、カモミールティーをもらっていました。貴公子か。

テントを設営後、真っ先にメドウグリルへ。チーズバーガーとポテト、コーラを注文し、写真を撮る間もなく完食。

ストアではとりあえずウェットシートを買い、シャワーの代わりに全身を拭きました。

横のテントが偶然日本人の方で、なんとPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)ハイカーの方でした。PCTはメキシコ国境からカナダ国境までのスーパーロングトレイルで、JMTはその一部が重なっています。
トゥオルムメドウはPCTの通り道でもあるので、PCTハイカーとJMTハイカーで賑わっています。

「久々の日本人だ!」と嬉しそうなチューチューさん(彼のトレイルネーム)としばし談笑していると、レンジャーが来て「この後8時からキャンプファイヤーをしながらお話するから、良かったら来てね!」とのこと。

私たちは疲れすぎてキャンプファイヤーには参加しませんでしたが、ああ、アメリカっていいなあ。と心底思いました。みんなが自然を楽しむことが出来て、受け入れる側のキャパシティの大きさにえらく感動しました。
この広い大自然をみんなで守りながら楽しむ。なかなか難しいけれど、制限を設けながらきちんと成り立っていることがすごい。
私たち部外者も、お邪魔します、といった感じで国立公園に入っています。不思議だなあ。

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私たちのJMT(ジョンミューアトレイル)①

約3週間の山旅

2019年8月2日から、夫婦二人でアメリカ・カリフォルニア州にあるジョンミューアトレイルに行ってきます。
ジョンミューアトレイルとは、北はヨセミテ国立公園ハッピーアイルから南はマウントホイットニーまでの全長340kmに及ぶロングトレイルで、シエラネバダ山脈を縦断します。
映画や本の影響でロングトレイルが爆発的に人気となり、近年はパーミット(許可証)の取得が困難となっていますが、私たちは運良く8/2からのパーミットを取得することが出来たので、実現した次第です。

私たちの計画では、8/2にヨセミテ渓谷をスタートして8/25にマウントホイットニー到着の予定。実際に全て歩くこと(スルーハイク)が出来るのか不安たっぷりですが、アメリカの誇る大自然を満喫してきます。

1日目(DAY115)

スタート地点であるグレイシャーポイントまでのバスに乗ることが出来なかった私たちは、4時間かけて自力で登ることにしました。すでにこの選択が最大のミスでしたが。

朝7時半、バックパッカーズキャンプグラウンドを出発し、シャトルバスでヨセミテビレッジへ。朝8時オープンのショップに行き、私の生理用品を買い足しました。その足で近くにある郵便局に行き、両親にハガキを出し、シャトルバスでフォーマイルトレイルヘッドに向かいます。


4マイル以上あるやんけ

9時半、登山開始。初っ端からきつい登りのスイッチバックが続きます。体調もイマイチな上、荷物が重くて全身が痛い…。こんなんで3週間も歩けるんだろうかとどんどん悲観的になります。

日帰りハイキングの人々にどんどん抜かされるも、亀の歩みでジリジリと登って行きます。

1時半、ようやくグレイシャーポイントに到着。一生着かないんじゃないかと思うくらいきつかった…。2人ともそれぞれ20キロの荷物でトレーニングゼロ。やっとスタート地点に着いたのに、もうバテバテです。

ショップがあったのでザックを下ろして昼ごはんを買い、一気食いしました。グレイシャーポイントまでは車でアクセス出来るので、たくさんの観光客で賑わっていました。こんなに辛いならヒッチハイクすればよかった…。


圧巻の景色。

2時半、私たちのJMTがやっと始められます。とは言え、JMTのルートに合流するまでまだかなり距離があります。

このパノラマトレイルを通って、JMTに合流します。

頑張ってこの高さまで登って来たけれど、今度はずっと下ります。向かいの山の奥に今日の宿泊予定地があるので、暗くなる前に着きたい所存。

照りつける太陽、歩くたびに舞う砂埃。ここは砂漠なのか…

汗が止まらず水分補給もたくさんしていたら、どんどん飲み水がなくなってしまいます。
初めて浄水器を使うときが来ました。

川の水を汲み、ソーヤーミニを使って浄水。99.9%の菌が取り除けるらしいです。ヨセミテを始めシエラネバダの川の水は大腸菌が含まれているらしいので、浄水器が必須となります。幸い川の近くを歩くルートが多いので、水には困らなさそうです。

ここからはまた登り。この時点で午後5時です。ヨーロッパよりは日の入りが早いはずなので、気持ちも焦ります。

ヘロヘロになりながらネバダフォールに到着。水を汲んで水分補給。

午後7時半過ぎ、やっと今日の宿泊地のリトルヨセミテバレーに到着。到着までに蚊に10箇所以上刺されてイライラしました。

なんとか暗くなる前にテントも設営し、食事も出来ました。全身痛いし、汗でベタベタだし、初日から不安になってしまいました。

でも何とか1日目の目標は達成出来ました。私の体調も気遣ってゆっくりペースにしてくれた夫のおかげです。本当にありがとう。

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ヨセミテへ

DAY114

いよいよ明日からジョンミューアトレイルが始まります。


今日はヨセミテ国立公園に移動し、

  1. パーミットの引き換え
  2. キャンプ地の確保
  3. 明日のスタート地点であるグレイシャーポイントまでのバスの予約

を効率よく進めることが目標。

まずはモーテルからヨセミテ行きのバス乗り場まで移動し、バスにてヨセミテのビジターセンター前で下車。
ビジターセンターの横の方に小さな小屋があり、そこがパーミットの引き換え場所となっています。

パーミットを取得するには半年前の抽選に当たることが必須で、かなりの競争率です。ジョンミューアトレイル一番の難関とも言われるこのゴールデンチケットを、私たちは今年の2月に手に入れることに成功しました。

引き換え証(メール)をレンジャーに見せて、明日からのパーミットが欲しい旨を伝えると、快く発券してくれました。ウィルダネスに入るに当たっての注意事項を説明してもらい、ゴール地点であるホイットニー山域で使用するトイレ袋ももらい、記念撮影して無事に終了!

次はキャンプ地の確保です。
ヨセミテ国立公園内にはいくつかキャンプ場がありますが、ほとんどのキャンプ場が予約必須となっており、パーミットに当選したことで浮かれていた私たちは予約をしておらず、気づいた頃にはもう予約枠は埋まってしまっていました。唯一予約なしで入れるcamp4というサイトも、今年から宿泊前日の抽選のみの受付となってしまっていて、抽選に参加しましたが見事落選。(抽選参加費10ドルは戻ってこず)

しかし、ウィルダネスパーミットを持っている人だけが一泊出来るキャンプ場があるんです。その名もbackpackers camp ground(バックパッカーズキャンプグラウンド)。ヨセミテ公園内のマップには載っておらず迷いますが、ノースパインキャンプ場の近くです。

受付はなく、到着したらテントを張って、指定の封筒にお金を入れてポストに入れるだけです。


1人6ドル。

フードロッカーとボットントイレはありますが、水場はありません。
近くにノースパインキャンプ場があるのでそこで水を汲むか、川の水を使います。
また、熊がよく出るので、食べ物以外のにおいのするもの(クリーム類や歯磨き粉、リップクリームなどすべて)フードロッカーに入れなければなりません。

この先バックカントリーに入ればフードロッカーもないので、全てベアキャニスターに入れることになります。入るのかな…

早めに到着出来たおかげで無事にいい場所にテントを設営。身軽になったので、腹ごしらえに近くのカリービレッジに行ってチーズバーガーを食べました。

カリービレッジにツアーデスクがあったので、明日のグレイシャーポイントまでのバスを予約したいというと、ここの窓口ではもう受付けていないので、ヨセミテロッジまで行ってみて、とのこと。
無料のシャトルバスにてヨセミテロッジまで移動し、ツアーデスクで聞いてみると、
「もう売り切れちゃったんだ。グレイシャーポイントに行くには、車で行くか、歩くか、ヒッチハイクだね」と言われ、私の予定していたプランが崩れ去りました。


キャンプ場も全てFULL。繁忙期なんすね。

バス代で50ドルくらい払うつもりが浮いたので、ヨセミテロッジにあったスターバックスでアイスコーヒーを飲んでやることにしました。


ヨセミテのスタバは内装もかわいい。

グレイシャーポイントまで歩くルートは、four mile trail という急な登り。スタート地点まで汗をかきたくなかったけれど、仕方ない…。何だかTMBの初日を思い出しますが、私たちらしいと言えば私たちらしい。

明日は6.6マイルの行程を予定していたけれど、プラス4マイルになりました。頑張ろう。生理二日目だけど。


カリフォルニア遊漁券を購入してご満悦の夫。

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