スガ旅

35歳を迎え、夫婦で仕事を辞めました。

SUGATABI.

スガ家の旅の記録

私たちのカミーノ ⑤

11日目

St.Domingo de la Calzada → Belorado

朝6時前に起床。
夫が先に起きて、中庭から洗濯物を取ってきてくれました。
まだ乾ききっていない冷たいトレッキングパンツを履き、寝袋をザックに詰めて食堂へ。

ここのアルベルゲにはトースターがあったので、ここで朝食を食べて行くことにしました。自前のトースト5枚を平らげ、パッキングを済ませて出発です!

今日は20kmほど先のベロラドという村が目的地。いつもより狭い間隔に村が点在しているので、休憩もしやすそうです。

10日目を過ぎてから、左足の甲に痛みが走るようになりました。朝はまだいいのですが、10kmほど歩くとかなり痛み始めます。豆は出来ていないけれど、地味に辛い…。

7kmほど歩いて次の村、グラニョンに到着しました。ここで1回目の休憩を取ります。

今日もカミーノらしい道をとぼとぼと歩いて行きます。

大きな看板が出てきました。みんなここで写真を撮っています。ここから、「レオン・イ・カスティーリャ州」に入ります。


平和〜。


サントドミンゴ氏。

途中で日本人の女性に遭遇。アユコさんという方で、会社の休みを使って何回かに分けてカミーノを歩いているそう。今回が4回目だそうで、私たちの大先輩です。働きながら大きな休みがあるとスペインに飛んで1週間近く歩くって、信念がないと続かないよなあ、本当にすごいなあと思います。

ビジャマヨール・デル・リオという小さな村に着くと、みんな公園で休憩していたので私たちも休憩。
フランス人グループのテーブルにお邪魔しました。
みんなフランスの様々な場所から来ていて、一番若いナタリー、日本で働いたことがあるというミシェル、よく笑うおばあちゃんマリー・ピエール、カメラを向けると頭にトマトを乗せるユベール、おしとやかなマリーズの5人組。家族なの?と聞くと、皆カミーノで知り合ったそう。バゲットとトマト、チーズ、生ハムを持ち歩き、どこでも美味しいサンドイッチが食べられることに感動しました。真似したい。

今日のアルベルゲに到着です。アユコさんとおしゃべりしながら歩いたので、今日はあっという間に到着出来た気がします。アユコさんもアルベルゲが決まってなかったようなので、同じ宿にチェックイン。ベッドが余ってて良かった〜。
下段は全て埋まってしまっていましたが、2段ベッドが2台くっついて並んでいるので夫の横で寝ることが出来ました。こういうタイプのベッドの並びの場合、知らない人が横だったら気まずいだろうな…。
イタリア人のクラウディオも同じ宿でした。

シャワーを浴びてお昼ご飯に出かけました。
宿を出て歩いていると、昨日の宿で知り合ったイタリア人のレオに遭遇。女性と2人で宿を探していたので、私たちの泊まっているアルベルゲを紹介しました。
時間が中途半端だったのでご飯を提供しているお店が少なく、村の真ん中のホテルのレストランで巡礼者メニューを食べました。
1皿目はサラダ。

コーンの矢印がかわいい。味は普通。

私はデザートにケーキを。ホテルのレストランだけあって、盛り付けに気合いを感じます。

夫はフルーツを選択しましたが、リンゴとナイフを渡されていました。急にシンプル。

ベロラドは小さな村ですが、石畳が美しい居心地の良い村です。

教会には入りませんでしたが、どんな小さな村にも教会があるって素敵。
アルベルゲに戻ると、よく一緒のアルベルゲになる韓国人のご夫婦が。キッチンで奥さんと少し話したのですが、私より年下だと思っていたらまさかの40代半ば。韓国人の肌の若さにおったまげました。

アルベルゲの中庭からは横の敷地にいる鶏やクジャク、うさぎが眺められます。のどか〜。

スタンプもだいぶ溜まって来ました。

イタリア人のレオも中庭にいて、若い女の子たちを侍らせて夜まで飲んでいました。この光景を見てから彼のことをレオ様と呼ぶようになりました。

12日目

Belorado → Agés

大部屋の滞在はやっぱりストレスが溜まります…。
なかなかぐっすり眠れないのと、2段ベッド上段の時の夜中のトイレが憂鬱。足が痛いのでハシゴも辛い…。

日の出と共に出発です。この半年、数えきれないくらいの朝日を見ています。


サンティアゴまで554.6km。

まずは隣の村のトサントスを目指します。約5km。

トサントスで休憩をして、歩みを進めます。ここからは村が短い間隔で点在しているので、気持ち的に楽。


風見鶏のかわりに巡礼者。

エスピノス・デル・カミーノにてコーラ休憩。バルで休憩する際にトイレを済ませるようにしています。もちろん道中木の陰などで出来るのですが、トイレットペーパーが散乱していてとても気分が悪い。紙は自然に還ると思っている人もいるようですが、この乾燥地域でどのくらいの年月がかかると思っているのでしょうか…。

ビジャフランカ-モンテ・デ・オカの村を通り過ぎると、約12kmの山道に入ります。
私が愛用しているカミーノアプリ「Buen Camino」によると、山道に入るところにスズメバチがいるので注意、とのこと。

久々の木のトンネルです。日陰があるってありがたい。

遠くまで見渡せる大地を歩くよりも、やっぱり山道の方が心地良いです。

牛の中を進んでいきます。

村が見えて来ました。この瞬間がとても好きです。

今日の目的地、アヘスに到着です!

サンティアゴまで518km。多分もっとあるはずです。

アヘスでの宿は、ムニシパル(公営)にしました。1人9€。村が小さいので、1階のレストランで夕食もお願いしました。一部屋に二段ベッドが所狭しと並んでいて、バストイレは男女別ですが鍵が壊れていました。

同じアルベルゲにイタリア人のフロールも泊まっていたので、シャワー後みんなでビールを飲みました(私はコーラ)。
フロールの英語の発音がかなりイタリアチックで、フロールの言う「ウォルド」が分からず何度も聞き返していましたが、結果的に「word」でした。「ベリーストロングRなの、ごめんね!」と言っていました。

夕飯はアルベルゲの1階のレストランで、巡礼者メニューをいただきました。
アメリカ人のジェネルの娘さん夫婦も仕事を辞めて旅をしているそうで、私たちの旅についてとても興味を示してくれました。

夕食後、フロールが教会を見せたいと言うのでついて行きました。夜なので中には入れないけれど、ライトアップされていてとても綺麗でした。
フロールは、今までカミーノで見た教会で一番好きだと言っていました。

英語をほぼ一言も話さなかったイタリア人のトーマスとも記念撮影。面白いことに、イタリア人がそのままイタリア語で話し、スペイン人がスペイン語で返しても会話が成立するそうです。ただし同じラテン語でもフランス語は通じないらしい。
私たちは最低でも英語、ましてやスペインの田舎だとスペイン語が少し分からないと意思疎通が出来ないというのに、何だかとても羨ましくなりました。

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私たちのカミーノ④

8日目

Viana → Nabarrete

朝8時前、まだ薄暗い中アルベルゲを出て、巡礼路から少し外れたところにあるバルで朝ごはん。

トスターダはなかったので、ボカディージョ(サンドイッチ)とカフェコンレチェです。うまい…!

今日はログローニョを通過し、ナバレッテという村まで行く予定。約23kmの行程です。まずはログローニョまで9km!

ビアナを出ると、馬とテントの不思議な光景を目にしました。どういう状況でしょうか。

前を歩いていたオーストラリアのマイケルが、道端で何かの実をもぎ取っていました。近づいて見ていると、取った実を私たちにも分けてくれました。

食べてみると、何とイチジクでした。乾燥イチジクくらいしか見たことがなかった私は大感動。
スペインの田舎道を歩いていると、至る所に実の成っている木があります。オリーブ、イチジク、ぶどう、りんごなど、民家の庭から道に飛び出てなっているものはみんな平気でもぎ取って歩きながら食べています。いいのかな…。

今日は天気が悪く、雨が降ったり止んだり。おかげで虹も見えました。

午前10時前、ログローニョが見えてきました。やっと休憩出来ます。


ログローニョ独自のイエローアロー。

今日は日曜日で街中ではマルシェが開かれていたりして大混雑。私たちは街中をすぐに抜けて、町外れのバルにて休憩をしました。

出発しようとすると、後ろからジンがやってきました。もうすっかり先に行っているものだと思っていましたが、ログローニョでゆっくり市場を堪能してきた様子。手には市場で購入したフルーツの袋をぶら下げていました。

マリアはログローニョでステイするとのことだったので、私たちとジンは先に進むことにしました。

ログローニョを出ると、ひたすら公園沿いの整備された道を歩きます。日曜日のせいか人も多く、きれいだけれど疲れます。6kmほど歩くと湖にたどり着きました。地元の人たちは釣りを楽しんでいました。

ここからさらに少し行くと湖に面した大きなレストランがあり、ここで3人で休憩をすることに。
バルのスタッフはスペイン語対応のみで、英語で貫き通す欧米客には冷たい印象でした。逆に、カタコトでもスペイン語で頑張ると、とても優しく対応してもらえました。

テラス席でタパスを食べていると、急に天候が悪化、大雨&雷となってしまいました。ここで休憩を入れておいてよかった…。


夫のザック下で雨宿りをするスズメ。

天気予報では雨は夜まで止みそうもなかったので、1時間ほど雨が弱くなるのを待ち、出発です。

レストランを出たところで、少し挙動のおかしな赤いザックの男性に遭遇しました。彼はぶつぶつと何かを言いながら、巡礼路を行ったり来たりしてくるくるしています。

関わらない方がいいかな、と遠巻きに追い越そうとすると、夫が捕まってしまいました。
夫に激しく何かを訴えていましたが、夫の悪い癖でとりあえず「イエースイエース!」と答えると、さらに彼を煽ってしまった模様。「何も良くない!!」と激怒して去って行きました。何やら「この雨は天からの攻撃だ」みたいな事を言っていたようです。敬虔なクリスチャンだったのかな。

雨もだんだんと弱まってきた頃に、ワイン工場の前を通過。フォトスポットがあったのでとりあえず記念撮影。

午後4時頃、目的地のナバレッテに到着です。

公営のアルベルゲに行きベッドを確保して、シャワーを浴びて散策です。

教会前で昨日出会ったベルギー人のおじさんに再会し、一緒に教会に入りました。

中に入ってみるとその豪華さに驚きました。内部をじっくり見学し、献金してスタンプも押しました。

お腹が空いたので、巡礼者メニューのあるバルへ。


たまにはサラダ。

店内にはベビーカーで歩き続けている家族もいたり、一人で入ってきたフランス人のマダムと「明日はどこまで行く?」と話したり、毎日新しい出会いと顔見知りの人との再会を楽しんでいます。

部屋に帰るともう寝ている人が居たので、静かに音を立てないよう私たちも寝袋にイン。
その後部屋に帰ってきた何人かわからないけれどスペイン語を話す若いカップルは、大きな声で会話を続けた後ベッドで電話をしたりと好き放題。
寝ている人を気遣う素振りは微塵もない様子…。
海外ではこれが普通なのかな…。

9日目

Nabarrete → Najera

どこかで朝ごはんを食べようと思っていたけれど、開いているお店がなく、しぶしぶ歩き始めました。

町を出たところにベンチがあったので、ここで朝ごはんを食べることに。墓地の入り口のようでした。

1時間ほど歩くと誘惑のフードトラックが出現。もちろん休憩します。フードトラックにもスタンプがあったのでクレデンシャルに押しました。

少し歩くとサンティアゴまで593kmの標識が。

カナダの国旗のパッチをつけて仲良く歩く、カナダ人夫妻に出会いました。オンタリオ州から来たそうで、アルゴンキン州立公園に行ったことを話すと喜んでいました。

正面に赤い岩肌のある町が見えてきました。あれがナヘラです。
町に入ると、昨日出会った日本人のハヤカさんに遭遇。彼女は台湾人のお友達とイタリア人のお友達と4人くらいで行動していて、笑顔のかわいい素敵な女性。大グループでランチ休憩をしていたようで、中にはイタリア人のフロールも居ました。
午後1時過ぎだったので、私たちは狙っていた私営のアルベルゲに直行します。
すでに行列が出来ていましたが、私たちの番になって「予約はしていないけどベッドは空いてますか?」と聞くと、満室。私たちの後ろに並んでいた予約無し組も外へ出て、皆で公営のアルベルゲへ向かいます。

こちらのアルベルゲは寄付制。一つの大部屋に二段ベッドがぎっしりと並んでいて、キッチン、シャワーもあります。

チェックイン前にお水も頂いたり、とても親切なアルベルゲです。

シャワーを済ませて外に出ると、ハヤカさんからメールが。台湾人のお友達がお財布をなくしてしまったらしく、念のため私たちにも知らせてくれたよう。残念ながらここに来るまで財布には遭遇しなかったのでお役に立てなかったけれど、ハヤカさんはお友達と一緒に来た道を戻って探しに行ったみたい。優しい子だなあ。どうか見つかりますように!

お腹を空かせた私たちは、途中で見つけた中華料理店にイン。初の巡礼者メニュー中華版です!

一皿目、大好物の春巻。

二皿目、チャーハン。

中華だからもっと大盛りで出てくる事を期待していましたが、上品な量でした。味は美味しかったです。

宿に戻り、洗濯を済ませて干していると、ルーマニア人のイリエとお母さんも同じ宿でした。
イリエが、「寄付制って、普通いくら入れるの…?」と聞いてきたので、他のアルベルゲの相場から考えて、最低5€くらいじゃない?と答えると、「あんな大部屋だと思わなくて20€も入れちゃった…」とかなり悔やんでました。心優しいイリエくんに、その金額、アルベルゲ側はきっとすごく助かると思うよ!と励ましました。

その後まだまだ時間があったので、町の教会の方に行ってみると日本人女性に遭遇!名前はユキちゃんという美女。スペイン在住とのことで、すっかり現地に馴染んでいました。


日本人の私たちと、イタリア出身のクリスティーナ、クラウディオと。

ユキちゃんと夜まで色んな話をして、一部屋90人収容のアルベルゲにて就寝しました。

10日目

Najera → St.Domingo de la Calzada

公営のアルベルゲの朝は早い。7時半頃には宿をでなければなりません。近所のバルで朝ごはんを食べ、出発です!

まずはアソフラという次の村まで約6km!前を歩くフランス人のオドレイのザックにはウクレレが刺さっていて余裕を感じます。


振り返ると綺麗な朝焼けが。

1時間ほど歩くとアソフラの村が見えてきました。

お楽しみの休憩タイムです。何度も顔を合わせているブラジル人のルイスと台湾人のジェニーに会い、梨をもらいました。


カフェコンレチェと空気(クロワッサン)と梨。

アソフラから次の村までは約9km。日陰のないぶどう畑を延々と歩きます。


美味しいワインになるんだよ。


岩にも黄色い矢印。

坂を登り切ったところに、ドナティーボ(寄付制)の露店が出ていました。フルーツやパン、飲み物などが用意されていたので、コーラを頂き休憩。

するとどこからともなく汗だくのソンさんが現れて、「スイカ食べなよ!」と言ってスイカを貰いました。今日はザックを背負っていないようなので尋ねてみると、「自転車買ったんだよね!」と指差した方向に確かに自転車が。
ログローニョで自転車を買い、徒歩から自転車に切り替えたとのこと。柔軟…!

ソンさんは知り合いのおばちゃんのように「もっと食えもっと食え」と私たちにスイカをたくさん食べさせて、連絡先を交換して颯爽と去って行きました。楽しい人だったなあ。

自転車だったら気持ちよさそうな道を、とぼとぼと歩き続けます。果てしない…


まっすぐ。

午後1時前、今日の目的地が見えてきました。見えてからも長い。

午後2時前、本日のアルベルゲに到着です。何と217人収容の巨大アルベルゲで、1人9€。とっても綺麗です。

広い中庭にはニワトリも居て、鳴き声はベッドルームまで響きます。

洗濯(手洗い)をして干します。アルベルゲの向かいにコインランドリーもありました。

巡礼手帳を持った巡礼者しか泊まれないアルベルゲですが、こんなにベッド数があっても満員になります。早く着いて良かった…!

お腹が空いたので、来る途中で見かけたカフェでハンバーガーを注文。正直美味しくなかったけど、お手伝いしていた子供が可愛かったので良しとします。

宿に戻ると、食堂では韓国人チームが大人数で食事をしていました。韓国人の皆さんはあまり外食をせず、スーパーで買い出しをして毎日自炊をしている印象。
美味しそうなパエリアを作ってみんなで食べていました。

初日に少し話した韓国人のおばさんが居たので挨拶をすると、スイカをくれました。

食べ終わってお礼を言いにいくと、さらに倍の量をくれました。お腹パンパン。
政治的な日韓関係はわかりませんが、カミーノでは韓国人の皆さんにとても良くして頂いています。


アルベルゲの壁に貼ってあった巡礼者の持ち物リスト。

今夜はこの村の祭りだったようで、9時過ぎから爆音で音楽が流れ始めました。早い人はもう寝ている時間ですが、10時になると花火(しかも音だけの)も始まり、DJがマイクで何かを叫び続けていました。アルベルゲの窓から「Stop it!!!!」と叫ぶ人もいましたが、スペインってこんなに頻繁にお祭りがあるのでしょうか…?

メキシコでスペイン語を勉強していた時、やたらと例文に"fiesta"(パーティー)が出てきたことをふと思い出しました。

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私たちのカミーノ③

6日目

Estella → Los Arcos

チェックイン時に朝食をお願いしていませんでしたが、何やら美味しそうだったのでホステルで朝食を食べることに。

パンの食べ放題はやっぱり嬉しい。食パン5枚をペロリ。同部屋だったアイルランド人のバーニーとお別れして出発です。


宿にかかっている大きな広告に日本語が。


「ホステ」

エステージャの教会の前を通り過ぎます。かっこいい。

さあ、今日は噂のイラーチェを通過します。イラーチェにはワインの泉があり、巡礼者はワインを飲むことが出来ます。限りがあるらしいのですが、まだ朝の9時半なので大丈夫でしょう。

すでに多くの人が誘惑に負けています。皆さん朝から楽しそう。

これが噂のワインの蛇口…!横には水の蛇口もあります。

私は飲まないので、夫がワインを堪能。色はロゼっぽくピンク色でした。

イラーチェを去ろうとすると、1人のアジア人男性に話しかけられました。彼は韓国人で、ソンさんといいます。激烈にお話好きのようで、1時間ほど一緒に話しながら歩きました。

途中でベルギー人夫婦と台湾人の女の子と出会い、混沌としたグループで歩みを進めます。フランス語が少し分かる私と中国語が分かるソンさんで、各国の言葉がごちゃまぜに。しばらく一緒に歩いたあと、登り坂に入ったので私たち夫婦はスピードを上げて先に進みました。

小さな村に到着し、カフェで一休み。マリアが後からやってきて、さらにはジンも追いついて、皆で一緒にケーキを食べました。
何の気なしに、マリアに「どうしてカミーノを歩こうと思ったの?」と聞いてみると、マリアは一呼吸おいて、これまでの大変な人生を語ってくれました。
私より若いのに、いっぱい辛い思いをして、夢だったカミーノに来る決心をしたんだなあと思うと目頭が熱くなりました。
トイレとスタンプを済ませ、皆それぞれのタイミングで出発。このサラっとした感じが心地よいです。


今日もぶどう畑。

マップ上で水場マークがあった箇所にジンがいたので休憩。と思ったら水は出ず…。とりあえず座って休憩をしていると、マリアも来て、またみんなで大休憩。ブラジル人の80歳のおばあちゃん(彼女の名前もまたマリア)と、カミーノ上で知り合っておばあちゃんと一緒に歩いているブラジル人の男の子も一緒に休憩しました。おばあちゃんマリアはポルトガル語で話していましたが、何となく通じるのが不思議。
身体は歳を取っても魂は皆と同じだから大丈夫、と言っていました。素晴らしいバイタリティ。


みんなで集合写真。

ジンが生ハムを取り出してみんなに分け始めたので、私たちも持っている食料を出すと、ピクニックが始まりました。私たちのザックがなぜこんなに大きいのか分かった、と感動するマリア。
長い休憩を取ったあと、各々のタイミングで出発します。

今日は炎天下の中、なかなか水場が出てきません。汗だくで前を歩いていた台湾人のチンを追い越します。

次の村まで水が飲めないと思っていたら、突如フードトラックが出現しました。
店じまいの途中でしたが、急いで缶ジュースを購入。一気飲みしました。
チンもギリギリたどり着き、ペットボトルの水を3本も購入していました。よっぽど喉が渇いていたんだな…


ベビーカーでカミーノを歩く家族。

さあ、ロスアルコスまであと少し!
村に入る手前で休憩していた韓国人のソンさんにヨーグルトをもらい、一緒に村に入りました。
ソンさんは友達が宿を確保してくれているとのことで別れ、通りすがりの犬の散歩中だったおじいちゃんに宿はどこかと尋ねると、どこも満員だからうちに来なさいと言われました。
どうやらおじいちゃんは宿のオーナーで、地下の部屋が空いてるから40€でどうだと言ってきました。
部屋を見せてもらうとシングルベッドが2つ、ドアはないものの個室のような感じだったので、35€でハンマープライス。


ドアがないのでたまにいきなり犬が入ってくる部屋。

お腹が空いていたので、とりあえず荷物を置いて広場へ。

夕飯前なのでちょっとだけつまみます。


宿の鍵のアットホーム感がすごい。

ロスアルコスは教会の前が広場になっており、バルもあって居心地が良いです。

村の入り口にこんな門があるのをよく目にしますが、中世からずっとここにあるんだなあと思うと映画の世界のようでうっとりします。今にも馬に乗った騎士が登場しそう。

さて、今日は日本では中秋の名月、お月見です。ジンが、「中国のムーンパーティの日だからみんなでご飯を食べたい!」と言うので、ジン、マリア、チン、私たち夫婦の5人で夕飯を食べることにしました。
シャワーを浴びて、口コミ評価の高かったお店へ。

それぞれ巡礼者メニューを選びます。

店内の壁に描かれていた絵がシュール過ぎて、直視できません。

食後に壁画の前で集合写真。マリアがボソッと「私だけ養子みたい…」と言っていました。

広場まで戻るとベルギー人夫婦と再会し、明日が最終日だけどチンにはもう会えなさそうだから連絡先を渡しておいてほしい、と言われ、大事な任務を請け負いました。

7日目

Los Arcos → Viana

朝7時過ぎに起床。久々に熟睡した気がします。
身支度を整えて8時頃宿を出ます。教会前の広場まで行き、朝ごはん。

カフェコンレチェとトスターダ。

食べ終わって村を出ようとした時に、マリアとチンに会いました。昨晩ベルギー人の老夫婦から託された連絡先をチンに渡して、いざ出発です。

今日はログローニョという大きな村まで行く行程を組んでいましたが、距離は29㎞。宿も確保していないしちょっと遠すぎるので、ログローニョ手前のビアナという村を目指すことにします。

トスターダで全くお腹が膨れなかったので、まずは次の村である8キロ先のサンソルへ。日陰なし、単調な道で早速消耗…。1時間半ほど歩くとサンソルらしき村が見えてきました。

前を歩いていたジェニーにも追いつき、一緒に休憩。私は2回目の朝食にクロワッサンを注文。クロワッサンは美味しくて大好きだけど、空気みたいであまりお腹が膨れない。

ジェニーに中国のどこに住んでるの?と聞くと、今はタイのチェンマイに住んでいるとのこと。もともとフリーランスで仕事をしていて、全てオンラインで仕事が出来るそう。かっこいい…!
とはいえ、今の生き方を確立するまでには苦労したんだろうな。

体力のある彼女はログローニョまで行くそうで、私たちの宿泊予定地のビアナでランチするとのこと。休憩中にビアナでのランチスポットを探し、美味しそうなステーキハウスを発見。私たちもここに向かうことにしました。

ジェニーが出発すると同時にマリアとチンも到着。結局1時間も休憩してしまいました。
チンがおもむろに「ここに行きたい」とグーグルマップの情報を見せてきたのが、ジェニーが目指しているステーキハウスでした。
やたらと肉を食べたがるアジア人の私たちに、マリアは終始不思議そうな表情を浮かべていました。


マリア撮影。

ここからビアナまでは12㎞。今日も暑さとの戦いです。流れ落ちる汗が目に入っては手ぬぐいで顔を拭き、「暑い…」と呟きながらぶどう畑の間をとぼとぼと歩きます。途中何度か道路を歩く部分もありました。

午後1時半、道端に「BAR」と書かれた看板を見つけ、こんなところにあるわけないよ…と思いながら歩いていたら本当にありました。

缶コーラ1本2€とお高めでしたが、ついでにパンも買って食べました。マリア様も遅れて到着し、一緒に休憩。日本の映画の話をしたりして、30分ほど足を休めました。

ビアナの町に近づいてきたとき、ジェニーから「今日はお祭りがあるらしくて、ステーキハウスやってなかったよ!」とメールが入りました。
ついでに開いてたレストランの情報も送ってくれて、出来る女は違うな〜と感心。

村に到着し、村に入ってすぐの位置にあるアルベルゲにベッドはあるかと尋ねたところ、一発目で空きありでした。1人10€を払い、部屋に入ります。部屋は2段ベッドが4台、8人部屋でした。

オーストラリアのマイケル、イタリア人のフロールも同じ部屋でした。シャワーを浴びて洗濯をし、ベランダに洗濯物を干しに行くと、座ってタバコを吸っていた夫にお友達が出来た様子。彼はルーマニアから来たイリエ君。日本のアニメが大好きで、夫が日本人と知って色々話していました。
彼はここに来る前精神的にダメージを受けていて、病院に通っていたそう。この旅ではお母さんと一緒に歩いています。

お腹が空いたので旧市街の方に散歩に出かけました。街の人は皆赤と白の衣装で外にテーブルを出して食事をしていて、一体何のお祭りなのかさっぱりわかりませんでした。

ジェニーに教えてもらったレストランへ行き、ペレグリーノメニューを注文。


一皿目、パスタ。


二皿目、チキン。


デザートに自家製プリン!

大満足の内容でしたが、1人15€。ここしかやってなさそうだったので、ちょっと高いけど良しとします。

宿に戻ってベランダに行くと、若者たちがガヤガヤしているテーブルと、おじさんが一人静かに座っているテーブルがあり、おじさんのテーブルにご一緒させてもらいジュースを飲みました。

おじさんはベルギーから来ていて、リタイアしてからすることがなく、奥さんに行っておいでと背中を押されてカミーノに来たそう。さらに、ゴールのサンティアゴで奥さんが待っていてくれるそう。なんていい奥さん…!
ベルギーの歴史なども語って下さり、半分くらいしか分からなかったけれどいい時間を過ごしました。

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