スガ旅

夫婦で世界の大自然を歩いた旅の記録

東南アジアTrip③

DAY4

朝食後、姉が誕生日ケーキをご馳走したいというので目星をつけていたカフェへ。



カフェへの道すがら、ストリートアートをたくさん見かける。昨日の夜は見なかったショップにも入ったり、お土産を探すのが楽しい。


たくさんの観光客がストリートアートと記念写真を撮っていた。


アンティークや地元作家の商品が所狭しと並ぶ"SHOP HOWARD"

カフェに到着し、店内に入る。涼しい!
汗だくの私たちを見かねて店員さんが扇風機をこちらに向けてくれる。
ショーケースに並ぶ美味しそうなケーキの中から好きなものを選び、注文。

アイスクリームがてんこ盛りになったケーキを食べて40歳の誕生日を祝った。

その後も気温35度のうだる暑さの中街を歩き、狙っていたタコス屋さんへ。タコスがハードシェルで出てきた時点でがっくり。やっぱり本場には敵わない。


ソフトシェルのタコスが食べたかった。

一度宿に戻って休憩。この日は熱中症予防で5回は宿に避難し休憩した。宿の立地が良くて助かった!

晩ごはんは優しいものが食べたいね、と言って、宿の近くの中華食堂へ。ここが大当たりだった。店員さんは英語を話さないらしく、娘さんを呼びに行き、娘さんが注文を取ってくれた。

小籠包と餃子を注文したら、これがもう本当に美味しくて…。

7個ずつペロッと完食し、追加でワンタンスープも注文。これも絶品。胃に優しくてお財布にも優しいお店だった。全部で1人600円くらい。

滞在中に再訪することを決意。


ホテル前のインド料理屋で帰宅前にアイスチャイ。

DAY5

今日は宿の移動。姉が誕生日プレゼントだといいホテルを取ってくれた。2人ともバックパックだけど、ありがたい。



姉の今回のバックパックはMatadorのGlobeRider45。終始調子が良いと言っていた。

まずは次の宿まで移動して荷物を預かってもらう。格式高い宿なだけあって、サービスも素晴らしい。フロントのおじさまの接客がとても紳士だった。


この旅一番のいいホテル、Hotel Penaga。

今日はペナンヒルに登る予定で、当初登山道で登ろうと計画していたけど、この暑さの中登るのは厳しいと判断してあっさりケーブルカーを利用することにした。


乗り方はちょっと難しかったマレーシアのバス。

宿の向かいの食堂でアイスチャイを飲んでから、近くのバス停へ。バスが来たら手を挙げて乗せてもらう。行き先を告げると料金が伝えられる。60円。40分も乗るのに60円。


バスチケット。

バスはとても綺麗で、次に止まるバス停の案内表示もあってわかりやすい。


ドリアンは持ち込み禁止だ。

ペナンヒルは終点だったので、乗り過ごさなくて済んだ。

思っていたよりもしっかりしたケーブルカー乗り場で、カフェや土産屋もあった。何よりこんなに人気なの?ってくらい人がいて、チケットを買うにもケーブルカーに乗るにも長蛇の列だった。サクッと登って帰って来ようと思ってたけど、すでにお昼を回ってしまっていた。

ケーブルカーに乗るまでは、行列に並びながらケーブルカーの歴史を学ぶことができる。

何度か事故を経て今は安全!みたいな流れだったけど、乗る前に見せられるとめちゃくちゃ怖くなる。


ケーブルカーもドリアンは持ち込み禁止だ。


山頂のマップ。

ケーブルカーは満員で出発。ケーブルカーってこんな早かったっけ?と感じるくらいスピードが出ている。

5分ほどで山頂に到着。山頂と言ってもなんだかテーマパークのようになっていて、ジップラインが出来るところやホテル、レストラン、カフェ、展望台など色々とあるようだった。ハイキングトレイルがあるようだったので少し歩いてみる。歩いている人はほとんどいないようだったのでAlltrailsのアプリを開いてトレイル検索。麓まで降りられるヘリテイジトレイルなるものを見つけた。

ケーブルカーに乗って下山するにもまた行列に並ばないといけないし、せっかくだから歩いて下山してみる?とアウトドアNGの姉に聞くと、予想外のOKが出た。水もたっぷりあるし、1時間少しで降りられる予想で下山開始。頂上にいたのは10分ほど。ほとんど堪能していない。


でっかいワラビ?


野犬もいた。

歩き始めるとすぐに綺麗な鳥が間近に見られたり、猿を見つけたりして期待が高まる。



雰囲気のある看板。

ルートは明確だが分かれ道に表示がほとんどないため、GPSアプリが頼りだ。何人か下から登ってくる人たちとすれ違う度、道は合っていると安心する。

途中で朝コンビニで買ったクッキーを食べて休憩。歩くつもりなかったのにきちんと行動食と水は準備している自分、偉い。そして暑い、暑すぎる。

着ている服もびっしょりになるほど大量の汗をかきながら下る。途中舗装路から山道に変わり、一部大変な箇所もあったけどまた階段に切り替わる。この階段が膝に負担をかけまくった。


急なワイルドトレイル。


標識のない分岐ではアプリが頼り。AllTrailsは神アプリだ。

姉も文句一つ言わずに頑張って降りてくる。今日のシャワーは気持ちいいだろうね!と励まし合いながら頑張る。標高が下がるにつれて気温も上がる。

水も残りわずかとなった時、やっと麓の登山口に到着。

登山口で座っていた男女のツーリストに、どうだった?登る価値はある?と聞かれて、とにかく暑すぎるけど良かったよと答える。登りはケーブルカー使ったんだけどね。


ケーブルカー乗り場が見えてホッとする。

そのままケーブルカー乗り場まで歩いて降りて、売店でソーダを購入。うまい!

バスに乗ってホテルに戻り、チェックイン。

部屋はスイート?と思うくらいゴージャスで、浴槽までついていた。これで一泊10,000円くらい(2人で)。


ハネムーンやん。

恵比寿のカプセルホテルは1人1泊10,000円、成田空港のカプセルホテルも1泊10,000円。どうなってんだ!

一通りルームツアーをした後、最高に気持ちの良いシャワーを浴びた。シャワーの水圧は10点!言うことなし!


大好きなマサラドーサは南インド料理。

昨日チャイだけ飲んだレストランへ行き、マサラドーサとチキンビリヤニを注文。もちろんチャイも。朝ごはんとクッキーしか食べてなかったのでこちらも最高に沁みた。

インドスーパーに寄って姉は土産物を爆買い。まるでインド旅行に来たかのようだ。

———————————————————————

気持ちが弛まぬよう、旅行ブログランキングに登録してみました。クリックして頂けると励みになります!

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

東南アジアTrip②

DAY2

朝8時にフロント前のスペースで朝食。小さい食パンとゆで卵、充分充分。

水筒に水を補充して、まずは空港へ。空港から出ている市内行きのバスに乗る。外国人にもわかりやすい路線図、料金体系、これが観光地だ!

観光で成り立つには旅行者の目線でのインフラを整える必要がある。果たして洞爺湖はどうだろう。正直地元の私にもバス停の表示は読み解きにくい。値段もわからない。旅行者にとってはなおさらだろう。


A1,A2は一律30バーツ(125円くらい)、A3,A4は50バーツ(210円くらい)。

バスを降りるとすぐに電車に乗り換える。電車の切符も買いやすく、切符の代わりになるカードやトークンは到着駅で回収され、とってもエコだ。繰り返し何度も使うことができる。


英語表記もバッチリだ。


しっかりした改札。

お目当てのアートカルチャーセンターに到着するも、残念ながら定休日。近くのショッピングセンターに入り、グリーンカレーを食べながら作戦会議。

次の目的地まではトゥクトゥクに乗ることにした。トゥクトゥクは値段交渉からスタート、少し高いかなと思ったけど、相場も知らないのに値切るのもみっともないかなと思い承諾。乗車すると運転手はスピーカーを調整し、爆音のエミネムを流しながら出発。大して値切らなかったからサービスだろうか。信号待ちの時が少し恥ずかしい。


到着したリバーシティバンコクではアート鑑賞したりミュージアムショップでポストカードを買ったりした後、国鉄の駅を見に散歩することに。大体の方向だけ見当をつけ、気になる通りを好きに歩く。車のパーツだけを積んでいるお店があったり、路地という路地には簡素な椅子とテーブルが並び食事をしている人がいたり、人々の生活を垣間見ることができて楽しい。


道すがら見つけたアイスクリーム屋さん。


私は無難にチョコミント、姉は「Thailand」を注文。

あまりの暑さにアイスクリーム屋さんに寄ってアイスを食べて涼み、国鉄駅フアランポーン駅へ。


国鉄駅フアランポーン駅。立派。


中はとっても広々!

沢木耕太郎の「深夜特急」ではここからシンガポールへ鉄道の旅が始まる。最初は深夜特急ルートで旅しようかとも考えたけど、結局その案はまたいつか次回にとっておくことに。

国鉄駅を後にし、行ってみたかったカオマンガイのお店を目指す。

電車を乗り継ぎ、セナニコム駅へ。そこから歩いて5分ほどでお目当てのチキンライス食堂、Je Aoun Chicken Riceに到着。メニューはタイ語のみ、一応英語メニューはあるかと聞いたけど、存在しなかった。
タイ語メニューをGoogle翻訳のカメラ機能で見ながら注文。

絶品のカオマンガイ。これで200円しないんだから、毎日食べたい。


カオマンガイを食べるならここ!

セナニコム駅に戻り電車に乗り、バスに乗り変えて宿に戻る道すがら、宿の近くのタイマッサージ屋さんに寄って1時間後に予約。

宿の水圧の弱いシャワーで汗を流してゆっくりした後、楽しみにしていたタイマッサージへ。

1時間1,200円ほどの破格だけど、かなり本格的!何度もギブしそうになるほど痛かったけど、終わった後は身体が軽くなった。

前日に行った食堂でバンコク最後の晩餐をして帰宅。二人なのに3人前を食べる。



DAY3


40歳の誕生日。姉に記念写真を撮ってもらう。

今日はマレーシアへ移動する。早めに空港まで歩いて行き、出国審査も難なくクリア。あとは荷物の計量にドキドキしたけどまたしても測られなかった。なんなんだ!


海外の空港ではゴミ箱にゴミを捨てない人の多さに驚く。

ペナン行きの便は1時間ほど遅れて出発。横に座っていたおじさまが日本人で、旅自慢を聞かされる。ちょっとしんどい。おまけに後ろのインド系ファミリーが爆音で何かを見ていて、疲れるフライトだった。


見た目とは裏腹に死ぬほど辛いAirAsiaの機内食。

隣のおじさまはアナログな旅にこだわっているらしく、スマホを使わずに旅することを誇らしげに語っていた。

お好きにどうぞ。

約2時間のフライトでマレーシア・ペナン島に到着。バンコクも暑かったのに、飛行機から降りた途端さらに強い湿度と暑さを感じた。

空港からの定額制タクシーに乗り、ホテルに直行。ホテルはジョージタウンのど真ん中にあり、街歩きの拠点にはぴったりの立地だった。

部屋で荷物を下ろして屋上に行ってみる。
屋上はカフェもあり、朝食会場にもなっている。海外のルーフトップカフェが大好きだ。
コーラを頼み、屋上から街を見下ろす。オレンジの瓦屋根が沖縄みたいだった。

ジョージタウンは地区自体が世界遺産に登録されている。この小さな地区に、インド系、マレー系、中国系と文化も宗教も異なる人々が共存している。宗教の違いで戦争をする国もあると思えば、宗教が違ってもお互いを尊重し、助け合って生きていく人々の風景がここにはある。


ジョージタウン中心にあるモスク。


その近くにヒンズー教寺院。

夕ご飯を食べに、まずはリトルインディアに向かった。名前の通りインド人街だ。
宿から15分ほど歩くとインドに来たのかと見紛うほどのあの活気が始まった。サリー屋さんにカレー屋さん、食器屋さんに祈祷グッズ屋さんなど、インド人御用達のお店が軒を連ねる。

爆音でインド音楽が流れ、特有の甘い良い香りが立ち込める。その中を、私たちのような観光客や、地元のマレー系の人や中華系の人も歩いている。


サンダル屋さんでサンダルを調達する姉。

適当な店に入り、ナンとタンドリーチキンを食べる。辛いけど美味しい!

帰り道に別の店でアイスチャイを注文。泣きそうになるくらい懐かしく、美味しかった。大きなコップ一杯100円ほど。インドよりは高いけど、その価値はある!帰り道にインドスーパーに寄ってインドづくしの夜となった。大満足。

———————————————————————

気持ちが弛まぬよう、旅行ブログランキングに登録してみました。クリックして頂けると励みになります!

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

東南アジアTrip①

DAY1

誕生日休暇をもらって、今年は東南アジアを見て回ることにした。年に一回気ままな旅が出来るととても幸せ。これが一年に一番のご褒美になりそう。

東京で親戚の結婚式に出席する太郎と池袋で別れて、1人成田空港へ。朝6時には空港に居たかったので、夜のうちに行って朝まで仮眠することにした。

22時を回った頃に到着し、寝やすそうなベンチを探す。どこももうみんな埋まっている。
T2とT3を行ったり来たりして、最終的にT3で2時間くらい熟睡した。周りに寝ていた人がいなくなったことも気がつかないほどぐっすり寝ていた。

今回はLCCのエアアジアでバンコクに入る。LCCは航空券が安い分、追加の手荷物や機内サービスが別料金となっている。
預け荷物なし、機内持ち込み7kgに挑戦した。
前日まで荷物の量をギリギリまで調整し、何とか7kgに収まったけど、結局測られることはなく飛行機に乗った。

バンコク行きエアアジアは春節のせいもあってか満席。7時間のフライトで事前に機内食がオプションで選べたので2種類選んだら、離陸後3時間くらい経過したあたりでまとめて2食置いていかれる。周りを見てもみんな1食で恥ずかしい。

食べきれないサンドイッチはリュックにしまって再び寝た。

定刻通りにバンコクに到着。ここで3時間後に到着する姉を待つ。今回は姉と一週間だけ旅を共にする。

今から17年前、インドで半年間ヨガ修行する姉に1ヶ月だけ同伴した。思えばあれが私のバックパッカー人生が花開いた瞬間だった。

当時まだネットカフェに行かないとインターネットにアクセス出来なかった時代に南インドの最南端に降り立ち、バスやボートを使って北上した。一ヶ月の所持金は2万円だった。英語もほぼ話せなかったのに、よくあんな大冒険をしたなあと我ながら感心する。でももっとすごいのは姉で、ひと月共に旅をした私は日本に帰国、その後の5ヶ月間インドを彷徨い続けた。そして立派にヨガの先生の資格を取得して真っ黒に日焼けして帰ってきたのだ。

そんな姉と、インド以来の2人旅だ。一週間だけだけど、おばさんになった2人でまたバックパックを背負って旅ができる。こんなに嬉しいことはない。

姉の飛行機は少し遅れてスワンナプーム空港に到着した。姉の到着時間までに下調べしておいたジュース屋さんでフレッシュジュースを買い、宿のあるドンムアン空港の方まで無料のシャトルバスで移動する。

タイ語は全く読めないけど、観光客が利用できるものは全て英語表記がされていてとてもわかりやすい。ストレスなくドンムアン空港に到着。

初日から2泊だけのタイ滞在なので、宿は空港から徒歩で10分ほどの安宿を取った。2人で2泊、3,000円。朝食付き。1人1泊800円くらい。

部屋は4階、エレベーターはないので階段で上がる。一番突き当たりの部屋だった。

扉を開けて感動、エアコンがある!宿に到着するまでに大汗をかいていたので助かった。少し身体を休めてからまた外に出て、近所の食堂で晩ごはんを食べた。


想像通りの優しい味で美味しい

1人200円。円安で苦しい日本人にはありがたい価格。そしてとってもおいしかった。スーパーでヤクルトを買って帰宅。シャワーの水圧は10点評価で2点!シャワーヘッドからチョロチョロと少し出る程度だったけど、お湯は出た。

———————————————————————

気持ちが弛まぬよう、旅行ブログランキングに登録してみました。クリックして頂けると励みになります!

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村