DAY2
朝8時にフロント前のスペースで朝食。小さい食パンとゆで卵、充分充分。
水筒に水を補充して、まずは空港へ。空港から出ている市内行きのバスに乗る。外国人にもわかりやすい路線図、料金体系、これが観光地だ!
観光で成り立つには旅行者の目線でのインフラを整える必要がある。果たして洞爺湖はどうだろう。正直地元の私にもバス停の表示は読み解きにくい。値段もわからない。旅行者にとってはなおさらだろう。
A1,A2は一律30バーツ(125円くらい)、A3,A4は50バーツ(210円くらい)。
バスを降りるとすぐに電車に乗り換える。電車の切符も買いやすく、切符の代わりになるカードやトークンは到着駅で回収され、とってもエコだ。繰り返し何度も使うことができる。
英語表記もバッチリだ。
しっかりした改札。
お目当てのアートカルチャーセンターに到着するも、残念ながら定休日。近くのショッピングセンターに入り、グリーンカレーを食べながら作戦会議。
次の目的地まではトゥクトゥクに乗ることにした。トゥクトゥクは値段交渉からスタート、少し高いかなと思ったけど、相場も知らないのに値切るのもみっともないかなと思い承諾。乗車すると運転手はスピーカーを調整し、爆音のエミネムを流しながら出発。大して値切らなかったからサービスだろうか。信号待ちの時が少し恥ずかしい。
到着したリバーシティバンコクではアート鑑賞したりミュージアムショップでポストカードを買ったりした後、国鉄の駅を見に散歩することに。大体の方向だけ見当をつけ、気になる通りを好きに歩く。車のパーツだけを積んでいるお店があったり、路地という路地には簡素な椅子とテーブルが並び食事をしている人がいたり、人々の生活を垣間見ることができて楽しい。
道すがら見つけたアイスクリーム屋さん。
私は無難にチョコミント、姉は「Thailand」を注文。
あまりの暑さにアイスクリーム屋さんに寄ってアイスを食べて涼み、国鉄駅フアランポーン駅へ。
国鉄駅フアランポーン駅。立派。
中はとっても広々!
沢木耕太郎の「深夜特急」ではここからシンガポールへ鉄道の旅が始まる。最初は深夜特急ルートで旅しようかとも考えたけど、結局その案はまたいつか次回にとっておくことに。
国鉄駅を後にし、行ってみたかったカオマンガイのお店を目指す。
電車を乗り継ぎ、セナニコム駅へ。そこから歩いて5分ほどでお目当てのチキンライス食堂、Je Aoun Chicken Riceに到着。メニューはタイ語のみ、一応英語メニューはあるかと聞いたけど、存在しなかった。
タイ語メニューをGoogle翻訳のカメラ機能で見ながら注文。
絶品のカオマンガイ。これで200円しないんだから、毎日食べたい。
カオマンガイを食べるならここ!
セナニコム駅に戻り電車に乗り、バスに乗り変えて宿に戻る道すがら、宿の近くのタイマッサージ屋さんに寄って1時間後に予約。
宿の水圧の弱いシャワーで汗を流してゆっくりした後、楽しみにしていたタイマッサージへ。
1時間1,200円ほどの破格だけど、かなり本格的!何度もギブしそうになるほど痛かったけど、終わった後は身体が軽くなった。
前日に行った食堂でバンコク最後の晩餐をして帰宅。二人なのに3人前を食べる。
DAY3
40歳の誕生日。姉に記念写真を撮ってもらう。
今日はマレーシアへ移動する。早めに空港まで歩いて行き、出国審査も難なくクリア。あとは荷物の計量にドキドキしたけどまたしても測られなかった。なんなんだ!
海外の空港ではゴミ箱にゴミを捨てない人の多さに驚く。
ペナン行きの便は1時間ほど遅れて出発。横に座っていたおじさまが日本人で、旅自慢を聞かされる。ちょっとしんどい。おまけに後ろのインド系ファミリーが爆音で何かを見ていて、疲れるフライトだった。
見た目とは裏腹に死ぬほど辛いAirAsiaの機内食。
隣のおじさまはアナログな旅にこだわっているらしく、スマホを使わずに旅することを誇らしげに語っていた。
お好きにどうぞ。
約2時間のフライトでマレーシア・ペナン島に到着。バンコクも暑かったのに、飛行機から降りた途端さらに強い湿度と暑さを感じた。
空港からの定額制タクシーに乗り、ホテルに直行。ホテルはジョージタウンのど真ん中にあり、街歩きの拠点にはぴったりの立地だった。
部屋で荷物を下ろして屋上に行ってみる。
屋上はカフェもあり、朝食会場にもなっている。海外のルーフトップカフェが大好きだ。
コーラを頼み、屋上から街を見下ろす。オレンジの瓦屋根が沖縄みたいだった。
ジョージタウンは地区自体が世界遺産に登録されている。この小さな地区に、インド系、マレー系、中国系と文化も宗教も異なる人々が共存している。宗教の違いで戦争をする国もあると思えば、宗教が違ってもお互いを尊重し、助け合って生きていく人々の風景がここにはある。
ジョージタウン中心にあるモスク。
その近くにヒンズー教寺院。
夕ご飯を食べに、まずはリトルインディアに向かった。名前の通りインド人街だ。
宿から15分ほど歩くとインドに来たのかと見紛うほどのあの活気が始まった。サリー屋さんにカレー屋さん、食器屋さんに祈祷グッズ屋さんなど、インド人御用達のお店が軒を連ねる。
爆音でインド音楽が流れ、特有の甘い良い香りが立ち込める。その中を、私たちのような観光客や、地元のマレー系の人や中華系の人も歩いている。
サンダル屋さんでサンダルを調達する姉。
適当な店に入り、ナンとタンドリーチキンを食べる。辛いけど美味しい!
帰り道に別の店でアイスチャイを注文。泣きそうになるくらい懐かしく、美味しかった。大きなコップ一杯100円ほど。インドよりは高いけど、その価値はある!帰り道にインドスーパーに寄ってインドづくしの夜となった。大満足。
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