Day5
朝6時起床。風が強い。寝袋に入りながらすぐに今日の天候を調べる。
今日1日、平均して風速10mを超えるようだった。
オーストラリア大陸最高峰のコジオスコは今回とても楽しみにしていた山行。無理かなあ。
とりあえずスタート地点のシャーロットパスまで行って決めようと、テキパキと撤収。
簡単なサンドイッチを作って車の外で食べ、出発。
ちなみに今日は夫とは別行動。私は山へ、夫は川へ。
晴れてるんだけどなあ。
8時半にシャーロットパスに到着。風が強すぎて立っているのもやっとだ。おまけに雲行きも怪しい。最短ルートのコジオスコウォークならどうかとリフトの運行状況を調べる。
動いてる!
リフト降り場から山頂まで行けるかはわからないけど、とりあえず行ってみよう。ダメなら引き返すまでだ。
シャーロットパスと山を挟んで反対側に位置するスレドボまで急ぐ。途中、夫の希望でスレドボリバーピクニックエリアで釣り休憩。
スレドボに着いたのは10時すぎ。日曜日のためか駐車場がパンパンで、駐車スペースを探すのに時間がかかった。
リフトは1日券で55ドル。高い…。でもこのリフト、自転車も乗せられるのでハイカーよりもマウンテンバイカーの方が圧倒的に多かった。1往復しか乗らない私にとっては高いけど、何度も往復するバイカーにとっては安いかもしれない。
他にも自転車を乗せられるゴンドラもあり、MTBコースがとにかくたくさんあった。大人から子供まで、本当に楽しそうに遊んでいた。
前の乗客は自転車も載せている。
11時、リフトを降りて登山スタート。このコースは観光の人も行けちゃうくらい整備されていて、鉄の散策路を歩いていれば山頂に着く。植生保護のためなのか、絶対に道を踏み外すことはない。濃霧で視界不良でも道に迷うこともない。シャーロットパスから来ていたらずっと稜線歩きになるので危なかっただろうな…。
観光用に整備された道。
途中から鉄の歩道へ。道の下の植生を守っている。
ずっと続く鉄の道。
すんごい。
時々晴れるとこの景色。素晴らしい。
岩もどかさずに保護しているところがグッときた。
こちらのコジオスコウォークもやっぱり強風で、最初からダウンを着て歩いた。途中引き返す人もチラホラ、でも短パンのカップルが強気にも先へ進んでゆく。寒くないの?
シャーロットパスとの合流地点。
濃霧…!
途中霧の晴れ間に壮大な景観を楽しみながら、粛々と歩みを進める。帰りのリフトが止まったら敵わないのでちょっと急ぎ足。
山頂への道。
12時半、山頂到着。工事現場風のオレンジフラッグが巻かれた石が山頂。一応周りの人にも「ここが山頂?」と確認したけど、「I hope so...」という回答。
立ち入り禁止のため何が書かれているか読めない。
視界ゼロ、山頂工事中のためそのまま休憩せずに下山開始。
途中霧が晴れた所で座っておやつを食べるも、ものの10秒でまた濃霧の中に…。
晴れ渡った日にまた来たい。
黒い蛇はよく見かける。
鉄の道をひたすら戻る。
いいなあ。広いなあ。
往復11kmの行程でコジオスコ山頂まで行けてしまう、一番楽なルート。
曇り空でも素晴らしい景色を堪能しながらも急ぎ足で下山し、2時に無事にリフト駅到着。
自転車を楽しむ人。
リフトを降りて川沿いを歩き夫と合流。
夫も一人で釣りの時間を楽しめたようだ。
そのまま南下し、今日のキャンプ地へ向かう。
走りやすい道。
未舗装路が始まる。
途中の展望台。
コジオスコ国立公園最後のキャンプ場にイン。最後の、というのはこのキャンプ場から1分歩けばビクトリア州で、ちょうど州の境目にあるキャンプ場なのだ。そしてここでコジオスコ国立公園が終わる。
パークパスも明日の朝11時まで有効なので、せっかくなので最後も国立公園キャンプ場に入ることにした。
ビクトリア州とニューサウスウェールズ州の州境。
ここまでの道のりが驚くほど悪路で、デスロードだねと言いながら生きた心地のしないドライブとなった。四駆で良かった…。
キャンプ場は2張りくらいしかできないような小さなサイトだったけど、貸切だった。国立公園
のウェブサイトでオンライン予約し、たった6ドルで泊まることができる。
ピクニックテーブルがあると生活レベルが急上昇する。
夕飯はスープパスタ。
GSIの小さなまな板は旅先でも重宝する。
道路を挟んでスノーウィーリバーが流れていて、夫は日暮まで釣りを、私は日暮までビジターセンターで購入した本を楽しんだ。
疲れたけど、今日も最高の1日だった。
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