隣接するメキシコの町、シウダーフアレスからの不法移民が多いことや麻薬カルテルが有名で、映画や海外ドラマでもよく登場します。
今回はエルパソ市内には足を踏み入れず、手前のRVパークに宿泊しました。
翌朝出発しようとしたところ、
トイレの換気扇の蓋がなくなっていました。
誰もここを開けたりはしていなかったのですが、もともとロックが付いておらず勝手に開いたりするので、前日の強風や砂嵐で走行中に吹っ飛んだのでしょう。
ロサンゼルスのエルモンテに連絡するも、返却するまで一時しのぎして、とのことだったので、近くの修理工場を探して車を持ち込むことに。
やって来たのはFUN&COUNTRYという映画で見るような修理屋さん。
中にいたガタイのいいおじさんに話すと、すぐに直してくれるとのこと。
おじさんが屋根に登ると、車が大きく揺れてジュラシックパークみたいでした。
30分ほどで交換完了。パーツ自体は15ドル、作業費で45ドルでした。パーツ安い…
怪獣みたいに大きなおじさんでしたが、オースティンに行く事を話すと、色々とおすすめスポットを紹介してくれました。
結局ハプニング続きでオースティンは諦めたけれど、エルパソにて唯一の思い出となりました。
次回は必ずオースティンに行くよ、おじさん!
修理工場を出て、市街地の国境付近を通りました。
国境にはそれほど高くないフェンスがたてられていました。しばらく走って郊外に出たところ、
国境には特に隔たりはないようでした。
気になって調べてみると、エルパソやティファナなどにはフェンスなどの物理的な壁があり、ないところにはセンサーと監視カメラによる仮想フェンスが敷かれ、国境警備隊がモニタリングしているそうです。
そんな事を調べていた直後、国境警備隊による検問エリアに出くわしました。
車には何人乗っているのか、アメリカの市民か、今どこから来たのか、その前はどこにいたのか、パスポートを提示しろ、といくつかのやり取りの後、何事もなく通過出来ました。
密輸や密入国が多い地域ならではの、緊張したワンシーンとなりました。
エルパソを抜けた頃、少し肩の力が抜けたように感じました。
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